前走2400メートル組が過去10年勝率20%
いよいよ今週は「秋華賞」が開催される。⑥リバティアイランドが史上7頭目の牝馬3冠達成なるか?と注目されている。過去10年のデータから、⑥リバティアイランドが3冠達成する可能性を検証していく。
※データは2021,22年が阪神開催だったため、それ以前の10年間のデータを使用)
1.キャリア別
キャリア別の最多勝は6戦戦った馬の3勝。次いで5戦組と8戦組の2勝で、残りは4戦、7戦、10戦以上組の1勝となっている。
3戦組以下は0勝で9戦組以上も1勝と勝つ確率が低いため、4戦から8戦以内の馬から勝ち馬候補が出ると想定すると、⑥リバティアイランドは5戦組でここはクリアとなる。
2.前走クラス別
前走クラス別では、GⅠ、GⅡ、GⅢ組がそれぞれ3勝を挙げトップの成績を残している。残りはOP組の1勝。そのため条件戦からの挑戦組にはチャンスがないと考えていいだろう。
気になる⑥リバティアイランドだが、前走はGⅠオークスだったのでここもクリアとなる。
3.前走距離別
前走で、1800mを走った馬が最多の4勝を挙げ、それに続くのが2000m組と2400組の3勝。この勝ち馬が出ている3つの距離で、1800mと2000m組は勝率が4%代。対して2400m組は勝率20%と唯一二桁%を超えており、3つの距離の中では2400m組が勝ち馬に最も近い対象と考えられる。
そして⑥リバティアイランドは、前走がGⅠオークスで2400mを走っているので、ここもクリアとなった。
4.前走着順別
前走勝った馬が最多の5勝を挙げトップの成績を残している。それに続くのが2着だった馬の3勝で、残りは3着と4着だった馬でそれぞれ1勝。このデータから、5着以下の馬にはチャンスが無いと思っていいだろう。
⑥リバティアイランドは前走GⅠオークスを勝っているので、ここも問題なく通過となる。
5.枠番、馬番
枠では7枠が最多の3勝を挙げ、続いて3枠と8枠がそれぞれ2勝を挙げている。残りは2枠、4枠、6枠がそれぞれ1勝。勝てていない枠は1枠と5枠となっている。
さらに細かく馬番で見てみると、過去10年間3着内すら入れない「死の馬番」が現れてきた!!その馬番とは10番のグランベルナデットと17番のソレイユヴィータの2つの馬番である。
そして⑥リバティアイランドはというと、3枠6番とここもクリアとなった。
以上5つの項目すべて⑥リバティアイランドはクリアする事が出来たが、この条件をクリアした馬が他にも5頭いるため、さらに条件を厳しく絞っていってみようと思う。
1.キャリアを2勝以上している5戦、6戦、8戦組から。
2.前走クラスをGⅢ以上から。
3.前走距離は、勝率二桁以上の2400m組から。
4.前走着順別を2勝以上している2着までだった馬から。
5.枠で2勝以上を挙げている3枠、7枠、8枠から。
この条件に合致している馬は、3枠6番のリバティアイランドのみとなった。やはり、⑥リバティアイランドの3冠は動かないのか!?それとも⑥リバティアイランドの夢を砕く馬が現れるのか!?
発走は、10月15日 京都競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2023.10.14