アルゼンチン共和国杯(日曜・東京)
芝2500mのハンデ戦、GⅡ。
過去10年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔300〕、3番人気は〔207〕。
6番人気以下〔222〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券なし。
3番人気の複勝率90%は、特筆すべき数字と言えそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
宝塚記念から〔200〕。
天皇賞・春から〔110〕。
ダービーから〔101〕。
オールカマーから〔121〕。
札幌記念から〔011〕。
その他、目黒記念、青葉賞から勝ち馬が。
京都大賞典から2着馬が。
ラジオNIKKEI賞、新潟記念から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPから〔131〕。3着以内が3頭に、2番人気だった馬が2頭。
3勝クラスから〔224〕。すべて3着以内の馬ですが、3番人気以内だった馬が7頭に、8番人気だった馬が1頭。この1頭は本番では3着でした。
ちなみに、3勝クラスの中でも六社Sからが〔122〕。覚えておくといいかもしれません。
勝ち馬の9頭が芝2200m以上のレースから。残る1頭も芝2000mのレースからでした。
馬券圏内30頭で見ても、29頭が芝2000m以上のレースから。例外の1頭は、芝1800mのラジオNIKKEI賞から。この馬は3着でした。
トップハンデは、10年で14頭いて〔211〕。
勝ち馬のハンデは58~54キロで、平均すると56.05キロ。
2着馬は57.5~55キロで、平均55.55キロ。
3着馬は57.5~51キロで、平均54.95キロ。
勝ち馬は54キロ以上。基礎重量が1キロ上がった今年は、55キロ以上ということになりますか。
また、54キロ以下だった馬は〔212〕。この5頭はすべて前走3着以内。好調の波に乗っていたと言えそうです。
連対20頭中、10頭に重賞勝ちがあり、7頭に重賞2、3着またはOP勝ちがあり、残りの3頭はすべて同年の芝2400mの3勝クラスを勝ち上がった馬です。
また、連対20頭中、16頭に芝2400m以上での勝ちがあり、17頭に東京芝での連対歴がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別で見ておくと、3歳〔202〕、4歳〔533〕、5歳〔155〕、6歳〔220〕。
この4世代でまんべんなくのイメージです。
昨年こそ、キラーアビリティが出走して8着に敗れた3歳馬ですが、それまでは出走4頭すべてが馬券圏内に。3歳馬の出走があれば、注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.11.01