予想の入り口覚えておきたい「セット舟券」のパターン
出走表の見方を覚えたら、今度は、どの情報を、どのように読み解けば、舟券的中に近づけるのかをご紹介。さらに、レース展開の基本パターンである〝3コースのまくり(差し)〞が決まったときに相手に来やすいコースも覚えましょう!
当地勝率の良い選手がセンターにいれば、人気薄でも狙いたい!!
私は当地勝率もチェックします。例えば、全国勝率の高いレーサーが1号艇だとしましょう。ボートレースはインが有利なわけですから、もちろん1号艇に人気が集まります。ただ、センター3号艇や4号艇に当地勝率が高く、モーターの勝率もなかなかいい、かつスタートも決まっているレーサーがいたら狙いたい!1号艇がA級で、3・4号艇がB級ならなおさら!こういうときに穴が出たりしますのでそこは必ずチェック!
ボートレースのヒント
『レース場によってそんなに違うの?』
レーサーにもレース場の得意、不得意があります。野球場がそれぞれ個性的なようにレース場にも個性があるのです。例えば海水なのか淡水なのか?海水は得意だけど淡水は苦手なレーサーがいます。レース場の水面の広さによっても走り方が変わるので、全速でターンしたいレーサーは広い方がスピードを維持したままターンでき相性がいいなど。あとはデイレースとナイターレースの得意不得意。風に弱いレーサーもいれば、強風時のほうが成績の良いレーサーも。そこで役立つのが当地成績! あくまでも参考程度ですが、予想の際には活用しましょう!!
【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治
【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治
近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。
公開日:2023.11.22