前走G1出走組が圧倒
いよいよ今年も、年末の大レース「有馬記念」の日が近づいて来た!!出走馬を見てみると、イクイノックスは引退したが錚々たるメンバーが集まった。
まず「シャフリヤール」「ドウデュース」「タスティエーラ」の三世代ダービー馬。今年の皐月賞馬「ソールオリエンス」、昨年のオークス馬「スターズオンアース」、そしてGⅠ3勝の「タイトルホルダー」などフルゲート16頭。
どの馬が暮れのグランプリを制するのか?過去10年のデータから検証していく!!
1.前走クラス別
前走クラスでは、海外GⅠを含むGⅠレースを走った馬が9勝と圧倒している。残りはGⅡ組の1勝で、前走GⅢ以下を走った馬は勝てていない。
2.馬齢別
馬齢別では3歳馬と5歳馬がトップのそれぞれ4勝を挙げている。残りは4歳馬の2勝となっている。6歳馬以降のベテラン馬には厳しいレースで、過去10年3着内は1頭しかいない。
3.前走着順別
前走勝った馬が最多の5勝を挙げ、次に3着馬と4着馬がそれぞれ2勝を挙げ、残りは2着馬の1勝となっている。このデータから分かるように、前走5着以下だった馬が巻き返すのは難しいレースである。
4.枠番・馬番
枠では大外枠の7枠と8枠から勝ち馬が現れていない。特に8枠は3着内は1頭のみと、大外枠には厳しいレースとなっている。その逆のトップは5枠で、3勝を挙げている。意外なのが最内枠の1枠と2枠でそれぞれ1勝しか挙げていない
細かく馬番で見てみると、過去10年3着内すらない「死の馬番」はやはり大外枠、大外馬番の16番である。前年ながら⑯スターズオンアースにとっては不吉なデータを突き付けられた格好である。
勝ち馬データおさらい
1,前走GⅡ以上を走った馬
2,5歳以下の馬
3,前走4着以上の馬
4,大外の7枠、8枠と「死の馬番」に該当していない馬
この4つの条件に合致したのは、①ソールオリエンス 、②シャフリヤール、⑤ドウデュース、⑧ライラック、⑩ジャスティンパレスの5頭である。
5頭と少し多いので、さらに絞るため勝ちが少ない1枠、2枠も消す。すると残ったのは、⑤ドウデュース、⑧ライラック、⑩ジャスティンパレスの3頭となった。
果たして、データから導き出された馬が暮れの一番を制するのか?
発走は、12月24日 中山競馬場 11レース 15時40分。
公開日:2023.12.23