Ascendersの事業展開。軸となるのは「どこに、どんな人材が欲しいのか」
ー現在「Ascenders」は、インキュベート(育成)事業・マネジメント事業・エージェント(代理人)事業の3本柱で展開しています。
「事業を通して得たチームや企業の課題は、”人がいないこと”ではあったのですが、単純に“採用できない”ではなくて、”人が安定しない”ということでした。今動き出しているのは、インキュベートで育てた人材で専門職チームや外部から専門の復業チームを作って、プロチームとHRパートナーという契約をして、人が足りない部分を、うちのチームでやりますよ、というのをやってます。」
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ー求人メディアの「MERCI」も今年1月に立ち上げましたよね。
「もともとはトレーナーや栄養士などの現場に近い仕事をやっていたんですけど、チームや企業との付き合いの中で、ビジネスサイドで”こういう人材はいないの?”という相談をされ始めたんです。スポーツのチームとかって少し複雑で、現場のことは現場が決めるのに、フロントのことはフロントが決めるとか、むしろフロントが現場を決めるということもあるんです。だからどちらかだけに人脈を作るより全部つながればいいんじゃないかというので、どちらかというとフロントサイド向けにやり始めたサービスです」
ースポーツ業界に人が足りないと一口にいっても、どういうところに足りなくて、どういう人材が欲しいという情報はなかなか見えてこないですね。
「そうですね。僕が一番足りないと思っているのは”売り上げを上げられる人間”と”現場で働ける人間”だと思っていて、前者がいないとお金が増えないし、後者がいないと現場のオペレーションが全く機能しないというこの2つでしかない。極端に言えば、コンビニにオーナーと現場の店員が両方いないようなものです」
ーそれはまったくコンビニが動かないです…。
「でも僕らの業界は無人にできないんですよ。人がいるからスポーツはいい、というところもある世界なので、オーナークラスと現場、どちらかに能力を偏ってもいけないし、両方に優秀な人材を集めなきゃいけないと思っています」
【インタビュー】 Ascenders株式会社 橋本貴智
◆経歴◆
1991年生まれ。小学校から高校まで10年間バスケットボールをプレー。強豪・八王子高校ではキャプテンを務める。早稲田大学社会学部卒。2016年、Ascenders株式会社を創業。 一般社団法人JapanSportsHub 代表理事も務める。マンガとアニメが大好き。将来絶対やりたいことはパン屋さん。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
スポジョバは、2019年8月23日にリリースしたばかりのスポーツ業界に特化したマッチングサービスです。スポジョバのサイト内には、スポーツ業界の求人情報を中心としつつ、特集記事やセミナー、イベント情報も掲載します。「スポーツ好きなあなたがスポーツ業界をもっと良くする」をコンセプトに「価値あるスポーツの繋がりを作る」ことをミッションにしています。
公開日:2020.05.03
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