エフフォーリアなどを輩出
2月11日に東京競馬場で開催される重賞「共同通信杯」は、今後のクラシック戦線を占う上で重要な一戦である。勝ち馬が皐月賞や日本ダービー、菊花賞で活躍する馬が多いためだ。近年では2021年の勝ち馬エフフォーリアがその後の皐月賞を勝っている。未来のクラシックホースはどの馬か?過去10年のデータから検証していく!!
前走クラス別
前走1勝クラスを走った馬が最多の4勝を挙げている。次に新馬戦とGⅢクラスでそれぞれ2勝。残りはGⅡ、GⅠクラスでそれぞれ1勝。勝てていないのは未勝利戦とOPクラスを走った馬で、今年は②ディマイザキッド、③フォスターボンドの2頭が該当してしまった。
前走着順別
前走を勝った馬が6勝と圧倒しており、残りは2,3,4着と取り消しとなった馬でそれぞれ1勝。この結果から前走4着以内に入っていないと勝つ事が出来ないと判断。
前走が5着以下だった④ミスタージーティー、⑤ショーマンフリート、⑦パワーホール、⑩エンヤラヴフェイスの4頭は、このデータ上では勝てないということになる。
前走距離別
前走2000mを走った馬が6勝を挙げ、トップの成績を残している。これに続くのが1800mの3勝で、残りは1600mの1勝。共同通信杯は距離が1800mと前走から距離短縮した馬か、同距離を走った馬が良い結果を残している事が分かる。
そうなると、今回が距離延長組となる⑤ショーマンフリート、⑥エコロヴァルツ、⑨ジャンタルマンタルには不利なデータとなる。
枠番・馬番
枠で勝ち馬が出ていないのは、2枠、3枠、7枠で、特に3枠からは3着以内に入った馬すら出ていない。さらに馬番でも3着内すら入れていない「死の馬番」として3番が該当している。該当馬は③フォスターボンドだ。
また、その逆で複数勝利を挙げている馬番は、1番、6番、7番の3つの馬番。この馬番に入った馬は、他の馬よりは多少有利と見ていいだろう。
以上の4項目から、不利なデータには一切当てはまらなかった馬は①ベラジオボンド、⑧ジャスティンミラノの2頭。この2頭のうち①ベラジオボンドは複数勝利を挙げている馬番に該当しており、今年の共同通信杯でデータから最も勝ち馬に近い事になる。
果たして、データから導き出された①ベラジオボンドが結果を残すのか?
発走は、2月11日 東京競馬場 11レース 15時45分予定。
公開日:2024.02.10