春を連覇2回。4連覇1回で通算天皇賞(春)8勝
5月3日、距離3200mで争われる、日本最長G1レース「天皇賞(春)」が行われる。
3000m以上のG1を行っている国は数少なく、世界でも6カ国しかない(国際セリ名簿基準委員会のパートIランク国では)。
イギリスのゴールドカップ(約4014m)、フランスのカドラン賞(4000m)に次ぎ、オーストラリアのメルボルンカップ(3200m)と並んで、世界3番目の長距離G1となっている。
また、この天皇賞(春)は、春古馬三冠レースの2戦目に設定されている。だが、今年は1戦目の大阪杯を制したラッキーライラックが天皇賞(春)に出走しないため、三冠馬誕生の機会はすでに失われてしまっている。
フィエールマンとC.ルメールの連覇なるか。
出走馬に目を向けると、
G1馬は、昨年天皇賞(春)を勝ったフィエールマンと、菊花賞馬のキセキの2頭。
前哨戦を勝ってきた馬が、日経賞を勝ったミッキースワロー、ダイヤモンドS勝ったミライヘノツバサ、阪神大賞典を勝ったユーキャンスマイル。
その他、体重350kg以下で好走するメロディーレーン、地方競馬デビューのハッピーグリンなどが出走を予定している。
フィエールマンが勝てば、1984年のグレード制導入以降では、5頭目の連覇を達成した馬となる。
過去には、メジロマックイーン(1991、92)、テイエムオペラオー(2000、01)、フェノーメノ(2013、14)、キタサンブラック(2016,17)の4頭が連覇を達成。
そのうち、武豊がメジロマックイーンとキタサンブラックに騎乗。過去には天皇賞(春)を4連覇(1989~92)し、通算8勝を挙げ「平成の盾男」と呼ばれている。
その武豊は今回、キセキに騎乗を予定。人馬共々に初連覇を目指すフィエールマンとC.ルメールにとって壁となるのか!?
出走は、5月3日 京都競馬場 11レース15時40分予定。
公開日:2020.05.02