DeNAベイスターズ戦力分析2024
ハマが誇るスーパースター!打線の中心として今季も爆発に期待
【ベイスターズのキーマン】牧秀悟
プロ4年目ながら完全に“チームの顔”に定着。今季からは12球団最年少でキャプテンも務める。昨季は103打点で待望の打撃タイトルを獲得。数字だけでなく、打席に入るだけでハマスタの雰囲気をガラッと変えることができるのもスターたる所以だ。チームはリーグ屈指の強力打線を構築できるだけのコマが揃うが、その「中心」となるのは牧以外にいない。不動のセカンドとして、今季は打率3割、30本塁打、100打点を目指してほしい。
ベイスターズの打撃陣
打撃陣に関しては、リーグ屈指の破壊力を誇る打線は今季も健在だ。打点王・牧秀悟、首位打者・宮﨑敏郎のコンビを筆頭に、佐野恵太、オースティンと他球団も羨む陣容が揃う。さらに、「ハマのギータ」こと3年目の梶原昂希、ルーキーながらキャンプから存在感を示す度会隆輝、石上泰輝など、若手の台頭も著しい。三浦大輔監督も1~9番まで誰を使うか、「うれしい悩み」が尽きない1年になりそうだ。
特に注目したいのが外野レギュラー争いと正遊撃手争い。外野は順当にいけば佐野恵太、桑原将志、関根大気で決まりだが、前述の梶原昂希、度会隆輝の2選手がここに食い込んでいけるのか。チームの新陳代謝を活性化させるためには、思い切った新戦力の起用もアリだろう。遊撃手争いはさらに混沌。林琢磨が一歩抜け出た感もあるが、前述のルーキー石上、ベテラン・大和、将来のスーパースター候補・森敬斗、中日で実績を持つ京田陽太と「レギュラー候補」がズラリと並ぶ。一方で「飛び抜けた存在」がいないのも事実。インパクトを残す活躍を見せれば、誰かが一気に定位置を奪取する可能性も高く、レギュラー争いはおそらく開幕後も続きそうな気配だ。