助っ人外国人列伝/読売ジャイアンツ編
優良&愛されキャラまで!球界の盟主でプレーした助っ人たち!
今回の助っ人外国人列伝はジャイアンツを大特集!12球団で最も多くの助っ人外国人が入団した同チームの中で、選りすぐりの助っ人たちを紹介する。
ハンデをものともせず先発ローテを守り続けた!
ビル・ガリクソン
巨人軍通算2年:(1988〜1989)
41試合 21勝14敗 防御率3.29
平成が幕を開けた1988年、突如引退した江川卓の穴を埋めるべく、ヤンキースから移籍したビル・ガリクソン。メジャー通算101勝で現役バリバリのガリクソンは2億円の契約で話題を呼んだが、もっと衝撃だったのは激しい運動が困難な1型糖尿病を患っていたことだ。実際にガリクソンはインスリンを注射して登板していたのだが、変化球を織り交ぜて打たせて取るタフな投球を披露し、2年間で21勝を挙げている。帰国後はメジャー復帰し、タイガースに移籍した1991年には最多勝に輝くなど、病気のハンデを感じさせない現役生活を送った。ガリクソンの雄姿は、同じ糖尿病患者に勇気を与えたとして、日本糖尿病協会は「ガリクソン賞」を制定している。現在はチャリティー活動をしながら趣味の釣りを楽しむ生活を送っている。
『がっつり!プロ野球26号』1月30日発売!!
公開日:2020.05.16