大阪杯(日曜・阪神)
芝内回りの2000m戦、GⅠ。
GⅠに格上げされたのが17年のこと。従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔212〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年1~3番人気が馬券圏内に来ている一方で、6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは、20年のみ。ひと捻り必要なGⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
秋華賞から〔010〕。3着馬。
ジャパンCから〔001〕。2着馬。
海外GⅠの香港Cから〔100〕。2番人気7着馬。
GⅡの金鯱賞から〔321〕。掲示板5頭に、3番人気6着馬。
中山記念から〔112〕。掲示板3頭に、2番人気11着馬。
京都記念から〔021〕。連対2頭に、5番人気8着馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
GⅢのチャレンジCから〔100〕。勝ち馬。
小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬です。
馬券圏内21頭すべて、前走は重賞でした。
そこで1~3番人気に推されていた馬が19頭。残る2頭も4、5番人気。人気と着順が、どちらも“6”以上の数字だった馬の馬券圏内はありません。
馬券圏内21頭中、20頭に重賞勝ちがあり、残りの1頭にも重賞2着がありました。
また、12頭に芝2000mのGⅠ3着以内があり、8頭に芝1800~2200mの重賞勝ちが、残る1頭には芝2000mのGⅡ勝ちがありました。
連対14頭で見ても、GⅠ勝ちが8頭に、GⅠに2、3着のある馬が3頭。残る3頭は、5連勝でGⅢを勝って臨んだ21年の勝ち馬レイパパレ、GⅡに2着がある22年の勝ち馬ポタジェ、GⅡ2勝を含め芝2000mで7勝を挙げていた23年の勝ち馬ジャックドール。重賞実績のハードルは高めに設定してよさそうです。
加えて、阪神芝での重賞に3着以内を持つ馬が11頭、残りの3頭には阪神芝2000mでの勝ちがありました。
ちなみに、近3年の勝ち馬はGⅠ実績がありませんでしたが、阪神芝2000mでの勝ちがありました。
コース実績も重要なポイントになりそうです。
牝馬は〔230〕。当日4番人気までに推されていた馬。現在、4年連続連対中です。
年齢別で見ておくと、4歳〔235〕、5歳〔532〕、6歳〔010〕。
馬券圏内のほとんどを4、5歳馬が占め、6歳馬は2着に1頭だけ。7歳以上の馬の馬券圏内はありません。
関西馬が〔766〕、関東馬は〔011〕。阪神実績が影響しているのか、関西馬が関東馬を圧倒しています。
ちなみに、関東馬で馬券に絡んだ2頭は、共に当日1番人気に推された馬でした。
枠順ですが、勝ち馬7頭中、6頭までもが1ケタ馬番の馬。内枠有利は頭の中に置いておきたいところ。
また、勝ち馬7頭すべてが、4コーナー5番手までの馬。逃げ、先行有利を覚えておきましょう。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2024.03.28