ウレーニャが1号2ランホームラン放つなどマルチヒット
3月28日、戸田球場で行われたイースタン・リーグのヤクルトスワローズ戦に、「5番・DH」で先発出場したエスタミー・ウレーニャは、4打数2安打2打点1HR。1号2ランホームランを放つなどマルチヒットを記録し、支配下登録へアピールした。
5回、1アウト1塁の場面で打席に立ったウレーニャは、ヤクルトスワローズ2番手・下慎之介の3球目133kmストレートをセンターへ運び、1アウト1、2塁のチャンスを演出。岸田行倫のタイムリーヒットを呼び込んだ。
さらに、8回2アウト3塁のチャンスの場面で、ウレーニャはヤクルトスワローズ4番手・宮川哲の3球目144kmカットボールをかっ飛ばし、ライトスタンドギリギリに飛び込む1号2ランホームランを放ち、マルチヒットを記録した。
ウレーニャは、2019年11月に同国で巨人が実施したトライアウトを受験し、当時2軍監督だった阿部慎之助監督が現地視察した中で打撃力をアピールして合格を勝ち取り、育成契約を結んだ。2020年シーズン途中に支配下登録を勝ち取るも、結果を残せず、2022年に育成契約にも取り、オフに戦力外となった。昨シーズンは楽天イーグルスの育成選手としてプレーし、イースタンでは66試合に出場し、打率.242、5本塁打、18打点を記録したが支配下登録はかなわず、10月に戦力外となっていた。
まだ24歳と若く伸びしろがあり、内野に加えて外野も守ることができるウレーニャを2軍監督時代に2年間指導した阿部監督は、潜在能力を高く評価しており、早期の支配下登録も十分に考えられる。
ウレーニャには支配下登録を勝ち取り、岡本和真、坂本勇人を脅かす存在に成長してもらいたい。
公開日:2024.03.29