助っ人外国人列伝/読売ジャイアンツ編
優良&愛されキャラまで!球界の盟主でプレーした助っ人たち!
今回の助っ人外国人列伝はジャイアンツを大特集!12球団で最も多くの助っ人外国人が入団した同チームの中で、選りすぐりの助っ人たちを紹介する。
不運も重なりわずか2年で退団しトラブルターカーの印象を残す!
ルイス・サンチェス(サンチェ)
巨人軍通算2年:(1986〜1987)
76試合 4勝4敗28S 防御率2.54
メジャーやメキシカンリーグを渡り歩いてきたサンチェ(本名=ルイス・サンチェス)が海を渡ってきたのは1986年。クローザーとして狙っていた大物デーブ・スチュワートの獲得が失敗し、その代わりとして巨人入り。実力は未知数だったが、長身のわりに腕の振りが小さく、力のあるストレートで低めを突く丁寧な投球は日本野球に水が合っていた。サンチェは安定感ある守護神として1年目から活躍し、19セーブを挙げて王監督の期待に応えている。しかし、翌年はフォーム改造をめぐる投手コーチ批判、足白癬を発症するなどトラブルが続いて退団。サンチェはこの年限りで現役を退き、2005年に脳血管疾患のため51歳の若さで死去した。なお、本名は「サンチェス」だが、球団関係者の勘違いで登録名がサンチェになったという逸話もある。
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公開日:2020.05.18