今週は京都で「マイラーズC」
東京で「フローラS」
先週の皐月賞はジャスティンミラノがクラシック一冠目を制覇。落馬事故で亡くなった藤岡康太騎手が調教で跨っていた馬が勝ち、ターフに感動を呼んだ。そして、来週にはGⅠ6連戦の幕開けとなる天皇賞(春)の開催も控えている。
その合間となる今週は、京都では安田記念を睨んだ「読売マイラーズC」、東京では、オークスのトライアル競走「フローラS」が開催される。
両重賞の「死の馬番」(過去10年で3着内にすら入った事のない馬番)をレースの歴史とともに発表していこう。
「読売マイラーズC」
1970年に創設。マイル路線の拡充を目的としているレース。現在は安田記念やヴィクトリアマイルなどの前哨戦として位置付けられている。
2014年からは、1着馬に安田記念の優先出走権が与えられている。過去に優勝した馬の中には、ダイワメジャーやカンパニーなどマイル戦線で活躍した名馬がいる。
そんな、名マイラー達を生んだレースで、運悪く過去10年で3着にすら入れていない「死の馬番」に入ってしまった馬は?(2021、22年は阪神開催のため、それ以外を除く10年のデータを参照)
13番セッション、16番ボルザコフスキーの2頭が該当。この2頭は、データ通りなら今回は出番なしとみていいだろう。
「フローラS」
1966年にオークストライアルとして創設。当初は1800mで施行されていたが、オークスへのトライアルレースへの位置づけを明確にするため距離が2000mへ変更される。
だが、過去フローラSを勝った馬が、オークスを制覇したのはサンテミリオン1頭しかでていない。その理由の一つとして、フローラSからオークスまでの期間が中3週間しかない事が挙げられている。
そして、気になる「死の馬番」は、8番アドマイヤベル、10番マルコタージュ、13番カニキュルと3頭とも有力馬の該当となった。果たして、「死の馬番」に該当した馬達の逆襲はあるのか?
発走は、「マイラーズS」が京都競馬場 第11レース 15時35分発走予定。
「フローラS」が東京競馬場 第11レース 15時45分予定。
公開日:2024.04.20