スポーツの多様な価値を再定義、そして広めていく。
– 最後にスポーツ業界の人材が担うべき役割について、忰田さんの考えを教えてください。
人や注目が集まるところにお金も集まるというのはどの時代も共通です。広い裾野を持つ中央競技団体がサービス機関としてより価値のあるサービスを提供し、スポーツの多様な価値を見える化し、それを伝えていく。地味な取り組みのように感じます。それでも、スポーツ市場をスケールさせるためには、そういった地道な取組を多様な関係者と連携して、餅は餅屋で役割分担をして拡げていくしかないと感じています。
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– 忰田さん、ありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!可能性に満ち溢れながらも、まだ拡大の道筋が見えていないスポーツ業界。スポーツ業界の外にあるリソースを使って拡大するにしても、外への発信が非常に大事なのだと思います。もちろん、スポーツ業界の中の人が一層の活躍ができる環境を整えることもまた、大事なことです。今回はスポーツ庁の中でもビジネス思考を持たれている忰田さんに、個人の想いなども踏まえながら、スポーツ業界の全体的な課題などをお話いただきました。
【インタビュー】
スポーツ庁参事官補佐 忰田康征
◆経歴◆
・1986年福岡県北九州市出身。2009年早稲田大学卒業後、経済産業省に入省。地域経済政策や貿易政策等を担当。
・2015年から2年間オーストラリアに留学し、グリフィス大学でスポーツマネジメント修士号を取得。
・2017年6月からスポーツ庁に出向中。
・スタジアム・アリーナ改革やスポーツ経営人材の育成・活用、SOIP(スポーツオープンイノベーションプラットフォーム)、スポーツシェアエコの推進等を担当。
・スポーツ界と他産業間の交流を促進するため、プライベートでもスポーツビジネス交流会を開催。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
スポジョバは、2019年8月23日にリリースしたばかりのスポーツ業界に特化したマッチングサービスです。スポジョバのサイト内には、スポーツ業界の求人情報を中心としつつ、特集記事やセミナー、イベント情報も掲載します。「スポーツ好きなあなたがスポーツ業界をもっと良くする」をコンセプトに「価値あるスポーツの繋がりを作る」ことをミッションにしています。
公開日:2020.05.20