助っ人外国人列伝/ライオンズ編
優良&愛されキャラまで!球界の盟主でプレーした助っ人たち!
今回の助っ人外国人列伝は、2017年のペナントで4年ぶりのAクラス入りを果たした西武。優良外国人が多かったライオンズの助っ人たちを振り返る!黄金時代を支えたカリブの怪人から現役助っ人まで!
弓に射るようなポーズでおなじみ!本塁打後のフォーマンスを定着させた
オレステス・デストラーデ
ライオンズ通算5年:(1989〜1992、1995)
517試合 打率.262 160本塁打 389打点
実力派の助っ人が揃うライオンズで歴代ナンバーワンの呼び声高いのが「カリブの怪人」ことオレステス・デストラーデだ。1989年のシーズン途中に入団したデストラーデは、銀縁メガネをかけた物静かな風貌でさほど期待されていなかった。だが、不振のバークレオに替わって1軍に昇格するといきなり本塁打を放ち、その年は83試合で32本塁打、81打点と持ち前の長打力を遺憾なく発揮。プレースタイルはスイッチヒッターで勝負強く、秋山幸二、清原和博とともにAKD砲の超強力クリーンアップを形成したデストラーデは、恐怖の5番として鎮座し、多くの投手に恐れられた助っ人である。その後3シーズンの成績は圧巻の一言。打率こそ2割6分台だったが、本塁打は40本前後、打点も毎年100打点前後と暴れ回り、3年連続の本塁打王、2度の打点王に輝いている。チームの3年連続日本一は、デストラーデの存在が大きかった。1993年はメジャーのマーリンズに移籍し、1995年に再びライオンズに戻ってきたが、往年の輝き見せることができず途中退団。現役引退後はデビルレイズのフロントを経て、野球解説者としても活躍している。
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公開日:2020.05.25