1章 ねんねの時期のあそび
赤ちゃんは生まれた直後から、見る力や手足をコントロールする力などを育んでいきます。この章で紹介するあそびで、赤ちゃんの成長をサポートしてあげましょう。
くらげのモビール
推奨年齢 0歳~ あそび制作 ▶ちゃみ
赤ちゃんは生まれた瞬間から見る力を育んでいくので、モビールのような「見る対象」を用意するとよいでしょう。吊るす位置は目線の斜め上など日々変えましょう。
この力が伸びる!
ゆらゆら揺れるモビールを見ようとするので、視点を合わせる練習になります。濃い色を使うと、よく見ることができます。
あそぶときのポイント
最初は目から30cm程度の位置に吊るし、赤ちゃんが飽きてきたようなら、少しずつ距離を離していくと興味を持ってくれます。
用意するもの
- ・折り紙(15cm四方)
- ・テグス
- ・刺繍枠(直径15cm)
- ・はさみ
- ・セロハンテープ
- ・のり
- ・楊枝など
作り方
作り方1
同じ柄の折り紙を2枚用意し、半分に切る。切った折り紙のうち3枚を縦半分に折って重ね、余った1枚はとっておく
作り方2
1で折り重ねた折り紙を半月型に切り取り、3枚1セットの頭パーツを作る
作り方3
2の手順をもう2回繰り返し、頭パーツを計3セット作る
作り方4
1で余った半分サイズの折り紙を縦に3等分する。これが足パーツになる
作り方5
3枚の足パーツを、それぞれ上部2cm残してはさみで細長く切り、縦半分に折る
作り方6
頭パーツ1セットを横に3枚並べる。中央の頭パーツの裏に折り目を重ねるようにして足パーツ1枚を貼り、貼った面を隠すように残りの2枚の頭を貼りつける
作り方7
残りの頭パーツ2セットと足パーツ2枚も6と同様に。完成した3セットを1カ所をのぞいてのりで貼り合わせて、じゃばら状にする
作り方8
7で貼り残した頭パーツの裏側に、セロハンテープでテグスを貼りつける。あとでテグスを刺繍枠に取りつけるので、テグスの先を長く残しておくのがポイント。最後に頭パーツの端と端を貼り合わせる
作り方9
足の部分を1本ずつ取り、楊枝などに巻きつけて外側にクルッとさせる
作り方10
くらげの足をカールさせた状態。残りの2匹も同様に1~9の手順に沿って作る
作り方11
くらげの頭から出ているテグスを、刺繍枠にバランスよく結んで取りつける。結ぶときは、まず位置を決めて枠に巻きつけて玉結びし、もう一度同じ位置にテグスを巻きつけて玉結びし、固定する
作り方12
3本のテグスを上部で玉結びして結び合わせ、輪を作ると、引っかけて飾ることができる。ビーズをつける場合、ビーズの穴に下からテグスを通し、もう一度下から通してテグスを玉結びする
【出典】『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』監修:北川真理子
【書籍情報】
『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』
監修:北川真理子
モンテッソーリ教育は、多くの教具や教材を使用し、子どもが自ら発見し学べる環境を提供する教育方法です。モンテッソーリ園では、異年齢の子ども同士の関わりも重視され、優しさや思いやりが自然に育まれます。しかし、家庭では教具を揃えるのが難しく、環境も十分ではありません。本書では、家庭でできるモンテッソーリ教育の要素を取り入れた知育遊びを紹介。特に指先を鍛える遊びが中心で、これにより将来の鉛筆や箸の使用に役立ちます。子どもが興味を示さない場合は、全身運動を取り入れてから再挑戦するのがおすすめです。本書が子どもの成長と自立をサポートする一助となることを願っています。
公開日:2024.07.06