アマチュア野球では、「上手い先輩がいなくなって、後輩の自分が試合に出られる状況」が自然と訪れるけれど…
同じ野球でも、アマチュアとプロとで決定的に違う部分があると里崎智也は言う。
それは何なのか教えてもらった。
アマチュアはどんなに上手でも卒業を迎えれば年上の選手は自動的に辞めていなくなってくれることだという。
なので、下の選手が出場する機会が自動的に発生してくるのだ。
また、アマチュアは少し調子が悪くてもレギュラー選手は長く使ってもらえることが多い。
しかし、プロ野球は違う。
上手な選手はずっと残り、実力のない選手から辞めていく世界。
アマチュアにはある「年齢による卒業」が存在しないのだ。
だから、争いに負けるとそれをまた追い抜くのは非常に大変になる。
ましてや2軍に行ったら1軍での厳しい環境では無くなるから、余計にハングリー精神も削られてリカバリーが難しい状態になる。
また、調子が悪ければ代わりの選手がいくらでもいるので、すぐに使ってもらえなくなる。
そんな厳しい状況下でも、お客さんの前ではニコニコして頑張れるかがプロの世界での勝負だと里崎智也は熱く語ってくれた。
公開日:2024.07.16