思春期男子、なにを考えているの?
会話をする回数が減る思春期のころは、親からすると男の子がなにを考えているのかわからないという悩みも多く聞きます。そのころの男の子が考えていることは「エロいことばっかりなんだろう」と思われがちですが、最近の思春期男子はそればかりではないといえそうです。
もちろん個人差があるのですが、性的なことをあまり考えていない、フィクションで暴力的な性表現を目にし、性に対する嫌悪感をもっているという思春期男子もいます。価値観も多様化し、恋愛や性的欲求などが控えめな人が増えてきていたり、将来的に子どもをもちたいと思わない人も増えています。
昔に比べて、世の中には情報が溢れており、ひとりでも楽しめる娯楽が身近に多く存在し、それらを楽しむために多くの時間をさけるようになりました。以前の思春期男子に比べ、性的なことを考える以外の選択肢が増えたということです。
また、小学生や中学生は、学校や習い事など日常が忙しく、スポーツに夢中になっていたり勉強に打ち込んでいたりすると、性的なことまで考えられない場合もあるかもしれません。
思春期男子の考えていること
【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子
【書籍情報】
『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』
著:高橋幸子
男の子の「気になっているけれど、面と向かっては聞きづらいこと」パパママの「どうやって伝えたらいいかわからないこと」にこたえます!これから思春期を迎える男の子、思春期の入り口に立った男の子が知っておきたい「性の知識」をわかりやすく紹介。マンガ・イラスト図解・全編フリガナつきの読み物で、子どもひとりでも、家族でも読める1冊です。学校では教えてくれない、パパやママも伝え方がわからない、
・これから起こる体の変化と対応法
・家族や友達との距離感が変化し、心にも変化が訪れたときの対応法
・SNSや友達同士の噂に惑わされないための正しい「性の知識」の身につけ方
・体と心の変化に困ったとき、悩んだときの相談先の見つけ方
などを解説。
性教育は子どもを守るだけでなく、子どもの自己肯定感をも高めることができます。誰しも体や心に「境界線」をもっていることを学ぶので、自分も人も大切にできる・人と心地よい関係を築けるようになります。著者は、産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生。全国の小学校・中学校で性教育の講演を行ない、子どもたちの多くの質問に答え続けている高橋先生の、科学的にわかりやすく伝えるコツも満載です。
公開日:2024.08.08