助っ人外国人列伝/オリックス,阪急編
怪力三冠王から異色の俊足助っ人まで!
今回の助っ人外国人列伝は、オリックスと前身球団の阪急を大特集。球団の黄金期、低迷期を支えた助っ人たちは記憶に残る実力ぞろい!
雰囲気でアバウトに訳す通訳は関西弁交じりで大人気!
ロベルト・バルボン
阪急通算10年:(1955〜1964)
1228試合 打率.242 32本塁打 245打点 297盗塁
キューバ出身でアメリカのマイナーリーグを経て1955年に阪急入りしたロベルト・バルボン。シュアな打撃と俊足を武器にしたバルボンは、1年目から163安打、49盗塁を記録するなど、チームの韋駄天として頭角を現す。歴代の助っ人外国人の中でもトップレベルの瞬足ぶりは突出しており、1958年から3年連続で盗塁王を獲得。阪急で10年間プレーし、1965年に近鉄で現役を終えたバルボンは、キューバ革命の影響で帰国できなかったことから日本に留まり、飲食店経営、阪急のコーチや通訳などの仕事に従事した。実はこのバルボン、英語が堪能ではなかったようでアバウトな通訳をしていたのだが、関西弁交じりの仕事ぶりで再ブレイクするなど、記憶に残る愛され助っ人である。
【初出】がっつり!プロ野球20号
『がっつり!プロ野球26号』1月30日発売!!
公開日:2020.06.07
PREVIEW
今シーズンの木浪聖也に20本塁打を期待できる理由とは!?