世界の名手が北の大地に集い熱い戦いが行われる【ワールドオールスタージョッキーズ】とは?
今週末の札幌が熱い!!
それはなぜかというと、札幌競馬場で【ワールドオールスタージョッキーズ】が開催されるからである。
【ワールドオールスタージョッキーズ】!?と思われる方のために、簡単に説明しましょう。
JRAが2015年から、世界のトップジョッキーを招待して、JRAのトップ騎手、地方競馬代表騎手、世界のトップ騎手たちが4競走のポイント制で競う大会である。
1987年から2014年までは、「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」と言う名で、秋に開催されていた。
しかし、秋に短期免許で外国人騎手が来日し、ジャパンカップもあるためにすでに国際色が強いために、夏の競馬を盛り上げる一環として2015年から8月の末の札幌で開催されるようになった。
今回の記事では、ワールドスーパージョッキーズシリーズから過去に来日したスタージョッキーを振り返ってみよう!!
1987年 第1回優勝者の「C.アスムッセン」
アメリカ出身で、1979年に騎手としてデビューをすると、1年目でGⅠを勝つなど早くからスタージョッキーとしての才能が開花。
1985年にアメリカ競馬からフランス競馬へ移籍すると、1990年までに5回のリーディングを獲得している。
また1988年にはフランスで年間200勝を記録し、これは2003年にクリストフ・スミヨンが207勝を挙げるまで、フランスの年間最多勝記録であった。
通算3000勝以上を挙げ、2001年に騎手を引退している。
1998年の第12回、2000年の第14回と2回優勝している「0.ペリエ」
1989年にデビュー、世界を股に引退した2024年までに3700勝以上を挙げた。
1994年にヤングジョッキーズワールドチャンピオンシップで初来日して以降は、短期免許で2009年までは来日していた。
日本では、1995年から2008年までの14年連続で重賞を勝ち、2000年から2005年まではGⅠを6年連続で勝利していた。
2012年には4度目となる凱旋門賞をソレミアで勝利している。この時の2着馬が日本のオルフェーヴルである。
また、凱旋門賞4度制覇は2017年にL.デットーリが5度目を達成するまでは最多であった。
今回は2名を取り上げたが、この他にもドイツのA.スボリッチ騎手や、オーストラリアのC.ウィリアムズ騎手、騎手としては高身長過ぎる178センチでトップジョッキーだったR.ヒューズなどもワールドスーパージョッキーズシリーズで優勝に名を連ねている。
今年は、武豊や横山典弘などのベテランが出場するJRA勢か? 地方代表の吉村智洋騎手か? 世界のスタージョッキー、D.レーン、D.サンチアゴ、C.ホーなどの6人から優勝者が出るのか!?
【ワールドオールスタージョッキーズ】は8月24日が第10レース,第11レース。8月25日が、第10レース、第12レースで行われる!
公開日:2024.08.23