井上広大が鳴尾浜球場での最後の一発となる8号ソロHR
9月25日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、1軍から参加し、「4番・DH」で先発出場した井上広大は、3打数1安打2打点1HR。鳴尾浜球場での最後の一発となる8号ソロホームランを放ち、2試合連続安打を記録し、直近2戦打率.500と打撃好調で、阪神逆転優勝のキーマンとなるべくアピールした。
5回、1アウト走者なしの場面で打席に立った井上広大は、ソフトバンクホークス2番手・渡邊佑樹の初球141kmストレートを完璧に捉え、570人と超満員の観衆の前で、30年の歴史に幕を閉じる虎戦士としてラストアーチとなる8号ソロホームランを放った。
さらに8回、先頭打者で打席に立つと、野口恭佑はソフトバンクホークス4番手・田浦文丸の2球目124km外角スライダーを強振し、左中間ネットに突き刺す5号ソロホームランを放ち、マルチヒットを記録した。
阪神逆転Vへ1軍帯同中の井上広大だが、この日の3打数1安打で打率.308とし、現在2位に4厘差でリーグ打率トップとなり、2打点を挙げたことで、52打点でも1位に躍り出て、残り試合次第でリーグ2冠となる可能性が出てきた。
左投手だけでなく、右投手に対しても打席に立ち、右でも打てる準備を意識して行い、残り5試合で逆転Vを狙うチームの力になるため、意図を持って課題と向き合った井上広大が、直近2戦打率.500と打撃好調の勢いそのままに、大山悠輔、佐藤輝明と共に、阪神逆転優勝のキーマンとなる活躍を期待したい。
公開日:2024.09.26