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プロバスケットボールクラブ 横浜エクセレンス、新たな歴史へ。

横浜エクセレンスの新たな歴史が明日、生まれるー。


横浜エクセレンスというクラブを皆さんご存知だろうか?

横浜エクセレンスは、横浜移転4年目を迎える男子プロバスケットボールリーグである「B3リーグ」に所属しているプロバスケットボールクラブだ。



2016年に生まれたBリーグで"4年目"と聞くと歴史の浅いクラブという認識があるかもしれない。だが、実際クラブの歴史は決して浅くない。Bリーグ初年度である2016年、「B3リーグ」の一つ上のカテゴリーである「B2リーグ」にクラブの名前があるからだ。


ただ、矛盾するようだがそこに記されているのは「横浜エクセレンス」ではない。そこには「東京エクセレンス」と記されている。

東京エクセレンス 躍進と1度目の苦難

横浜エクセレンスは移転4年目ではあるものの、それ以前は「東京エクセレンス」として東京で活動しており、2013-14シーズンから2015-16シーズンまでNBDL(ナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ)で3連覇を果たすなど東京の地で確かな実績を築き上げてきた。


では、なぜそんな実績もあるクラブが移転をしたのか疑問に思う方もいらっしゃるだろう。

その理由を語る上でライセンスの問題は外せない。

前述の通り、2016年(※2016-17シーズン)よりBリーグが生まれ、Bリーグ誕生前年となる2015-16シーズンまでNBDLで3連覇を達成していた東京エクセレンスはBリーグ初年度からプロバスケットボールクラブとしてBリーグの舞台で戦えていた。

最終成績は22勝38敗と勝ち越しこそならなかったものの、ワイルドカードで15クラブ中11位と決してB3リーグ降格となるような成績ではなかった。


だが、翌2017-18シーズン「B2リーグ」所属クラブの中に「東京エクセレンス」の名前はなかった。

その理由は「ライセンスの問題」によるものだった。


Bリーグには「ライセンス制度」があり、B2リーグに所属するためには「3,000席以上収容可能なアリーナ」が必要であり、ホームアリーナの収容人数が足りていなかった東京エクセレンスは、地元板橋区の方々の署名活動もあって「アリーナの新設もしくは現アリーナの増改築計画」をもらい、それによってB2ライセンスが付与されていた。だが、その後その計画が白紙になったとクラブへ連絡が入る。


その結果、成績に関係なくB3リーグ降格となる危機に陥ったクラブは新アリーナ探しに尽力したものの見つからず、「競技成績に関係なくB3リーグ降格」を経験した初のクラブとなってしまった。

東京エクセレンス 希望と2度目の苦難

2017-18シーズンはB3リーグで2位を記録し、現在もオフィシャルパートナーとして支えている加藤製作所の子会社として経営も安定した中で迎えた2018-19シーズンは、東京エクセレンスの中で最も輝いたシーズンだったと言っても過言ではない充実したシーズンとなった。


クラブの課題でもあったライセンス問題を「民設民営のアリーナ建設計画」をリーグへ申請することで解決。

そして成績面でもファーストステージ11勝1敗、レギュラーシーズン32勝4敗、ファイナルステージ11勝1敗と54勝6敗、さらにはホーム戦30戦30勝と勝率100%を記録し、B3リーグ優勝と共にホーム戦来場者全員へ勝利を届けることにも成功。

運営面でも成績面でも非の打ち所が無いシーズンとなった。

「競技成績に関係なくB3リーグ降格」から2年。

ライセンス面も解決しB2リーグへ戻ってきた2019-20シーズン。「東京エクセレンス」の未来は明るいように思われた矢先。再度、高い壁が現れる。

それは2026年より始まる「Bリーグ改革(※後に「B.革新」と命名)」だった。競技成績による昇降格をなくしす「エクスパンション型リーグ」を目指すBリーグの新しい姿の中に新たなライセンス制度が生まれ、そこには最上位カテゴリー(※後に「B.LEAGUE PREMIER」と命名)へ所属するためには「5,000席以上収容可能なアリーナ」が必要と記されていた。

だが、東京エクセレンスの「民設民営のアリーナ建設計画」はどう頑張っても3,000席が上限で、将来的には「B.LEAGUE PREMIER」へは所属できないことになってしまう。


このまま「B.LEAGUE PREMIER」へは所属できなくなるものの3,000席のアリーナを作るのか、もしくは将来を考えた時に計画を白紙化していずれ来る「B.革新」のためのアリーナを再度探すのか。

ただし、白紙化した場合は「競技成績に関係なくB3リーグ降格」の可能性もある。決して簡単な決断ではなかった。


クラブの選択は後者で、なおかつまた0からアリーナを探す決断となった。

茨の道であることを肌で知る中での決断。前回のB2リーグ所属時同様、決してB3リーグ降格をする成績ではなかったものの、「競技成績に関係なくB3リーグ降格」を再度経験することになる。

東京エクセレンスとしての決断、そして横浜エクセレンスとしての未来

「競技成績に関係なくB3リーグ降格」を2度経験することになったクラブは新たなアリーナ探しに尽力しつつも、そう簡単にホームタウンエリア近辺でその答えが見つかることはなかった。

その中で「横浜市」で「3,000席以上収容可能なアリーナ」及び「5,000席以上収容可能なアリーナ」が新たに完成するという情報がクラブに入る。

東京のクラブだった「東京エクセレンス」は横浜市にツテなどもない中で飛び込みで横浜市へ売り込みをし、何度も対話を続ける中で最終的に横浜市にも受け入れてもらう結果となった。


「ホームタウン移転」。バスケットボールはもちろん、プロスポーツクラブでも前例がなかなかない結果と共に「東京エクセレンス」は「横浜エクセレンス」として新たな歴史を歩み始めることになる。


そして迎えた「横浜エクセレンス」はCOVID-19の影響の中で迎えた初年度の2021-22シーズン、B2リーグ昇格まであと2勝と迫りながら届かなかった2022-23シーズン。

そして2年連続でB2リーグ昇格をかけた「B3リーグ プレーオフ」の舞台へ進みながら「横浜エクセレンス」としては初のB2昇格を果たせなかった2023-24シーズン。



2024-25シーズン開幕

そして先日ついに開幕した移転4年目の「B3リーグ レギュラーシーズン 2024-25」。アウェーで迎えた神奈川ダービー「湘南ユナイテッドBC」戦ではGame1を僅差ながら落としてしまう。


"4年目"の横浜エクセレンス、開幕戦は1勝3敗と初年度を除いた過去2シーズンでは勝ち越しているクラブにとってどうやら開幕戦は鬼門となってしまっている。

そんな横浜エクセレンスとしての開幕戦3敗目を喫した後、河合竜児 新HCは「接戦のクロスゲーム、一番大事な時間に崩れてしまった。戦術の部分含めてコート内で喧嘩のようになってしまっていた。」と反省する。



12名中7名が新メンバーと、半数以上が入れ替わることになった新生エクセレンス。開幕戦、戦術理解度の面で差が出てしまうのは仕方ない部分はあるのだろう。

それを踏まえて河合HCは続けて次のように語った。

「終わったことからフィードバックして学び合えてステップアップしていきたい。ただ、(フィードバックにおいて)敗戦の犯人探しのようなことはしたくない。終わってしまったことは、戻れるわけではないから変えることはできない。だから、少しでもリカバリーして明日の新しい日を迎えたい。」

あくまで新指揮官は横浜移転後初の「B2リーグ昇格」へ、成長のための会話に重きを置く。



昨シーズン、参入初年度ながら46勝4敗とかつての東京エクセレンス以上に圧倒的な成績でB2リーグ昇格を達成した福井ブローウィンズで主力として活躍していた#1 トレイ・ボイドIIIも先を見据えている。

初日でのショッキングな敗戦にも「1stゲームで負けてしまうのはしょうがない。切り替えて明日を迎えるだけ。」と語る。


そして迎えた翌日のGame2、切り替えを見せた横浜エクセレンスは20点差近くつける勝利で前日のリベンジを達成し、今シーズン初勝利を掴んだ。



今シーズン新加入の25歳ながらキャプテンを務める#13 大橋大空(ひろたか)も安堵した様子で試合を振り返る。「初日開幕戦に負けたことで危機感がすごい生まれて、絶対やってやらないとなと思っていました。その中、2戦目で修正してしっかり勝ったことは、自分達の力にもなったと思います。まだまだ修正できる点があるので、これからもっと詰めて目標であるB3優勝、B2昇格を成し遂げられるように頑張っていきたいと思います。」

いよいよホーム初戦へ

ここでやっと冒頭の話題に戻る。

競技成績に関係のない降格やホームタウン移転など、前途多難なクラブにとって明日生まれる歴史とは何なのか?

それは、ホーム戦クラブ史上最多来場者数の更新だ。


アリーナの収容人数によるライセンス問題と隣り合わせだったこのクラブの歴史。その歴史の中で昨シーズンまでに記録した過去最高は2,498名だった。



一方、将来的に「B.LEAGUE PREMIER」へ参入するためには平均来場者数4,000名が必要となる。つまり今のままでは「B.LEAGUE PREMIER」参入はまだ夢物語となってしまうのである。


もちろん、クラブとしては現時点では2026年の「B.LEAGUE ONE」(※「B.LEAGUE PREMIER」の一つ下のカテゴリー)を目指しており、現実的には"まだ"「B.LEAGUE PREMIER」へ辿り着くことはない。


だが、「B.LEAGUE PREMIER」を目指し、「民設民営のアリーナ建設計画」を白紙化してホームタウン移転も決断したクラブにとってその目標に届く見込みがあるかどうかを測れる今季唯一の機会を逃すわけにはいかない。

横浜エクセレンスは現在、収容人数が約3,000席の横浜武道館を中心に試合を開催しており、完売しても4,000に届くことはない。だが、明日・明後日行われるホーム開幕節は、収容人数が約5,000席の横浜BUNTAIで行われ、同会場ではホーム開幕節を除いて試合開催予定がない。すなわち、クラブ史上初となる横浜BUNTAIでの試合は将来的な「B.LEAGUE PREMIER」参入への試金石となる。



だが、収容人数が多い会場があれば勝手に人がやってくるのか?その答えはNoだろう。

広々とした映画館があったとしても、上映している映画の内容がイマイチだった場合閑古鳥が鳴く映画館となっているはず。


バスケットボールも大きな部分では同じ。仮に大きな会場でもクラブに魅力がなければお客さんは来ないし、そもそも開催されることを知られていなければ会場へ行くという選択肢も生まれない。


そこへクラブも余念はない。

今シーズンも様々なグッズの販売や大人も子どもも楽しめるアリーナ内イベント、企画チケット、そして節ごとに異なるもののゲスト出演・他クラブとのコラボなど試合外の部分で楽しめるポイントを作り出している。



さらに今シーズンより会場内の音楽と自動で連動する「音響制御ペンライト」による会場演出も導入し、室内競技ならではの暗転時の非日常感創出に取り組む。


それらを行うだけでなく周知活動にも力を入れている。

横浜駅や桜木町駅、そしてアリーナのある関内駅を中心に巨大広告やサイネージ掲出、電車内広告など広報活動にも尽力している。





こうして開幕戦での敗戦から切り替えたプレー面での成長、そして初の横浜BUNTAI開催を盛り上げるため企画や周知など、選手・スタッフ・フロントが一体となって臨む横浜エクセレンスのホーム開幕戦、そして「B.LEAGUE PREMIER」への挑戦。

その行く先をぜひご注目ください。


【試合情報】

「B3リーグ レギュラーシーズン 2024-25」第2節(ホーム開幕節)


試合日時

2024年10月5日(土)16:00試合開始

2024年10月6日(日)14:00試合開始


会場

横浜BUNTAI

〒231-0032 神奈川県横浜市中区不老町2丁目7番1


対戦相手

岐阜スゥープス


試合情報

https://yokohama-ex.jp/lp/game_20241005_20241006/


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