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現代中国にも続く太陽の呼び名から見える「天干」とは?【一番わかりやすい はじめての四柱推命】

Text:愛新覚羅ゆうはん

四柱推命の基本思想3「天干地支①」

天干地支の天干は「天の気」を表す

天干とは10個の干(十干)=「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」を指します。
日を順に10日のまとまり (十進法) で数える古代中国暦法上の用語が由来とも言われていますが、私は「天にある10の太陽」を表しているという太陽説が有力ではないかと考えています。天干地支が考古学上発見された殷の時代においては、国家政治と国家祭祀は同意義であり、すべての政(まつりごと)は卜占術の結果に基づいて行われていたとされます。殷王家は自身を太陽神の末裔と名乗り、自然崇拝である太陽崇拝を行っていました。そして、一日の中で昇って沈む太陽を10に分け、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」と名づけていたとされるのです。

現代中国でも、太陽という言葉はありますが、夜明けの太陽は「晗(HÁN)」や「昕 (XĪN)」と、夕方から日暮れの太陽を「晩 (WĂN)」と呼びます。このように、時間によって太陽の名前を呼び分けているのです。十干を「天」干と言う点にも太陽との親和性を感じます。

陰陽五行は天干にも当てはめられており、それぞれの性質は下の表にある通りです。

天干の由来は「天にある10の太陽説 」?

太陽は東から昇り、南(真上)に来たときは正午、そのまま西に沈み、夜になる。その間の太陽を10に分けて名づけたことから、天干の思想が生まれたと考える説がある。

天干がもつ陰陽五行の性質

陰陽と五行を組み合わせた日本特有の呼び名。兄は「え」、弟は「と」と訓読みし、「甲」=「木の兄」、「乙」=「木の弟」などと呼ぶようになった。

【出典】『一番わかりやすい はじめての四柱推命』著:愛新覚羅ゆうはん

【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめての四柱推命』
著:愛新覚羅ゆうはん

四柱推命は、生まれた瞬間に決まる不変的な要素を扱う命術のひとつです。古代中国の思想・哲学に基づいて読み解く理論性の高さが特徴で、占いの帝王ともいわれます。
本書は、習得するのが難しいという声の多い四柱推命を、とことんわかりやすく学べるようにした1冊です。

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