台座顔 脂肪型60%、精神型40%
積極的で実行力がある
台座顔は四角い台座を置いた形の顔で、顔の骨格が太くがっしりして、あごは張っていて広く、肉付きがよいのが特徴です。額は広く、眉は太く濃く、りりしい形です。目は穏やかな雰囲気で大きく、耳は肉が厚く耳たぶも豊かです。鼻は太く、鼻頭が丸くて小鼻が横に張っていて、口は大きく威風堂々とした雰囲気を持っています[図42]。
台座顔は脂肪型と精神型の混合型で、脂肪型の人情味と精神型の知的な部分を合わせ持っています。
積極的な性格ですが、冷静で現実的でもあります。人当たりもよく、社交性に優れ、精神的な豊かさで人に余裕を感じさせる懐の深さもあります。緻密な頭脳を持ち、処理能力に長け、頑固で少し短気な面はありますが、仕事熱心です。
人情にも通じ、実行力があり、指導力、包容力も自然と身につくタイプなので、どんな職業でも成功しますが、特に商売人、経営者、管理職に向いています。
金銭的にも大いに恵まれ、多くの財産を残しますが、仕事一筋で趣味がなく、家庭的にはあじけのない生活になる傾向にあります。
【出典】『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』著:黒川兼弘
【書誌情報】
『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』
著:黒川兼弘
「人を見抜く方法」は、外面に表われている印象や雰囲気、顔の造作を形作っている一つひとつのパーツ等から、判断することが基本となります。
人の顔は百人百様、千差万別ですが、よく観察し、分析、整理していくと、顔のパターンや共通点が見えてきます。その共通点と性格、考え方の関係性のデータを数千年に渡り積み上げて作られた学問が、人相学なのです。
ぜひ本を参考に、顔つきからその人の内面や性格の癖を見抜く力を養い、相手の立場を想像し、広い視点で人間関係を豊かにしていただきたいと思います。
2018年小社刊行の『基礎からわかる 人相学の完全独習』を再編集したものです。
公開日:2024.11.11