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長方形顔は温かさと包容力がある【改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習】

Text:黒川兼弘

温かさと包容力がある

長方形顔は顔の形が長方形で、肉付きが豊かな広いあごが特徴です。額は縦に長く、目は切れ長で眼光が鋭く、耳は顔に貼りつき、耳たぶが豊かで厚く、米粒が二、三粒上に乗るほど硬く大きいでしょう。鼻は立派で大きく、小鼻が横に丸く張っています。大きな口で、唇は少し厚めで引き締まっています[図43]。

長方形顔は筋骨型を基本に精神型、脂肪型が最もバランスよく加わり、整った顔形です。自然と他人に安心感を与える顔なため、政治家、経営者など、社会のあらゆる分野での活躍が期待できます。

筋骨型の意志の強さと実行力、精神型の精神性と知的な聡明さ、そして脂肪型の人間的な温かさと包容力がミックスされ、理想的な性格ができあがっています。積極的な行動力がプラスに働き、おのずと人の上に立って指導力を発揮するタイプです。

金銭的、家庭的にも中年から晩年に向かって大いに恵まれる大器晩成型で、長寿の人が多いようです。

【出典】『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』著:黒川兼弘

【書誌情報】
『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』
著:黒川兼弘

「人を見抜く方法」は、外面に表われている印象や雰囲気、顔の造作を形作っている一つひとつのパーツ等から、判断することが基本となります。

人の顔は百人百様、千差万別ですが、よく観察し、分析、整理していくと、顔のパターンや共通点が見えてきます。その共通点と性格、考え方の関係性のデータを数千年に渡り積み上げて作られた学問が、人相学なのです。

ぜひ本を参考に、顔つきからその人の内面や性格の癖を見抜く力を養い、相手の立場を想像し、広い視点で人間関係を豊かにしていただきたいと思います。

2018年小社刊行の『基礎からわかる 人相学の完全独習』を再編集したものです。

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