5球団の争奪戦勃発か?マルティネスを狙う球団とは!?
43セーブで2度目のタイトルを獲得し、2021年から3年の複数年契約を結び、今季でひと区切りとなるライデル・マルティネスの動向を複数球団が注目しおり、今オフ、争奪戦となる可能性がある。その中でマルティネスは現時点で白紙を強調し、時間をかけて結論を出す考えを示している。
マルティネスは少なくともあと1シーズンは日本に留まる意思があるようだが、2017年からプレーした中日ドラゴンズではなく、他の選択肢を検討する可能性が高いとされている。
複数球団がすでに接触しているとみられており、パ・リーグではソフトバンクホークス、日本ハムファイターズ、DeNAベイスターズ、巨人などが獲得に興味を示しているようだ。
その中でも獲得に熱心に動いているとされるのが、日本一に輝いたDeNAベイスターズだ。DeNAベイスターズの救援防御率2.81でリーグ5位という結果に終わっており、日本シリーズは制覇したが、リーグ優勝できなかった要因の一つとして挙げられる。今季シーズンは58試合に登板し、2勝6敗29セーブ11ホールド、防御率2.41をマークした森原康平が守護神を務めたが、マルティネスを獲得できれば、森原康平を8回に回せ、勝利の方程式が完成する。
マネーゲームになれば、最も有利になるソフトバンクホークスも、昨オフに抑えのロベルト・オスナと4年総額40億円という大型契約を結んだが、今季は39試合登板で0勝3敗24セーブ5ホールド、防御率3.76で、救援失敗するケースが目立ち、精彩を欠いており、守護神候補として獲得に前向きなようだ。
2年連続最下位から2位に躍進し、チーム作りの完成度が高まっている日本ハムファイターズも救援陣が最大の補強ポイントであり、マルティネス獲得に舵を切る可能性が十分にある。
リーグ優勝を果たすも、DeNAベイスターズに敗れ、日本シリーズ進出を逃した巨人は、守護神・大勢の負担を軽減させることで、盤石の救援陣の形成を目指すべくマルティネス獲得を画策しているのではないだろうか。
中日ドラゴンズは、井上一樹新監督が10月27日にマルティネスとディナー会談を持ったことを明かしており、今シーズンの推定年俸2億円から大幅増を提示し、全力で慰留を求めている。
マルティネスはすでに複数球団と交渉しているとみられ、約14億5000万円を提示した球団があると言われており、ソフトバンクではないかと推測されている。マネーゲームになるなら、対抗できるのは巨人などに絞られてくるが、果たして巨人がどのような動きを見せるのか注目が集まっている。
11月に開催される「WBSCプレミア12」のキューバ代表に選出され、現在日本で調整しているマルティネスが、どのような選択をするのか注目が集まっている。
公開日:2024.11.09