1試合最高得点ランキング トップ3
現在、日本国内でも爆発的な人気を誇るバスケットボール国内プロリーグ、Bリーグ。2024‐25シーズンで開幕9年目を迎えましたが、年を追うごとにその人気ぶりは右肩上がり。現在は強豪クラブの観戦チケットが入手困難になるほどです。『ラブすぽ』では今回、そんなBリーグの歴史を「記録」とともに振り返ります!
【B1/1試合最高得点ランキング 第1位~3位】
バスケの試合では時として、特定の選手が「神がかった」プレーを見せる試合があります。「打てば入る」いわゆるゾーンのような状態で、得点を量産する――。今回は、そんな「神プレー」が見られたB1の1試合最多得点ランキングをご紹介!
※原稿内の記録はすべて2024年11月26日時点のもの
第2位タイ
ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)
50得点
2023年12月30日/対大阪エヴェッサ
昨シーズンまで2シーズン連続でB1得点王に輝いているビュフォード選手(現信州ブレイブウォリアーズ)。乗り出したら止まらない爆発力が最大の魅力ですが、それがもっとも発揮されたと言っていいのがこの試合。ビュフォード選手はこの試合、37分41秒のプレータイムで驚異の50得点をマーク。111‐82の大勝に貢献しました。また、得点のみならず、この試合では14リバウンド12アシストも記録し、「ミスタートリプルダブル」の異名にたがわぬ異次元のスタッツをマークしました。フィールドゴール成功率も21/30の70パーセントと、まさに「打てば入る」状態。相手ディフェンダー陣もお手上げだったのは言うまでもありません。
第2位タイ
ケビン・ジョーンズ(サンロッカーズ渋谷)
50得点
2022年10月16日/対千葉ジェッツ
ビュフォード選手に並ぶ歴代2位タイの50得点を記録しているのが、SR渋谷のジョーンズ選手です。この試合の対戦相手はBリーグ屈指の強豪・千葉J。ジョーンズ選手は最強の相手に対し、3ポイント5本を含む50得点6リバウンドという支配的なプレーを見せます。ただ実はこの試合、勝ったのは千葉J。SR渋谷は4点ビハインドで迎えた第4クォーターでジョーンズ選手が14得点を奪う活躍を見せ、オーバータイムに持ち込むも最後は力尽き、93‐96で敗戦。歴代2位タイの50得点という偉業も、クラブの勝利には結びつかない皮肉な結果となってしまいました。
第1位
ライアン・ロシター(栃木ブレックス)
52得点
2018年12月8日/対琉球ゴールデンキングス
B1における1試合最多得点記録は、当時栃木(現宇都宮ブレックス)に所属していたロシター選手(アルバルク東京)の52得点。しかしこの試合も実はロシター選手擁する栃木は琉球を相手にダブルオーバータイムの末、競り負けています。試合自体は、序盤から琉球がペースをつかむも、第4クォーターで栃木が逆襲。残り3分13秒の場面でロシター選手がこの日34得点目を奪ってはじめてリードを奪うも、同点となった残り4秒の場面でそのロシター選手が自ら奪ったフリースローをまさかの2連続失敗。「1試合52得点」という金字塔を打ち立てながら、ロシター選手にとってはむしろ「悔しさの残る試合」になるというまさかの結末に終わってしまいました。
ちなみに、日本人によるB1の1試合最多得点記録は金丸晃輔選手(当時シーホース三河)の45得点。そこに富樫勇樹選手(千葉J)、河村勇輝選手(当時横浜ビー・コルセアーズ)の42得点が続きます。今後は日本人選手によるトップ3入りも期待したいところです。
※2024年11月26日時点
文・花田雪
公開日:2024.12.11