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シーズン最多死球「28」の日本記録保持者!グレッグ・ラロッカ

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/国内流浪人編

困った時はこの選手!正真正銘『リアル助っ人』!

今回の助っ人外国人列伝は、各チームを転々とするはぐれ狼的な助っ人。ここでは、一度はクビを通告されながら、他球団で再び輝きを増す「国内流浪人」たちを紹介。

3球団で「死球王」に輝く「逃げない男」はスカウトに!

グレッグ・ラロッカ
NPB通算7年:(2004〜2010)
583試合 打率.290123本塁打 372打点

常に相手に向かっていく打撃スタイルが身上で、相手投手の内角攻めにもまったく動じることなく、むしろ当たりに行くために、やたらと死球が多かった。広島時代の2004年、ヤクルト時代の2006年、そしてオリックス時代の2007年に、その年の死球王に輝いている。特に2007年に受けた28死球は今でも1シーズン最多死球の日本記録でもある。さらに、この年はオールスターゲームで当時巨人の上原浩治から死球を受けるという見事な当たりっぷりを見せた。そのため、彼の年俸には「治療費」の名目も含まれているという噂もあった。2010年の現役引退後はオリックスの駐米スカウトに就任。アメリカでは日本で対戦したダルビッシュと談笑する姿が目撃されていた。

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