緊急事態が起きたときの対処法
エンジンの回転数が下がらなくなったとき
四輪車の場合は、ギアをニュートラルに入れ、路肩などの安全な場所に停止し、エンジンスイッチを切る。
二輪車の場合は、点火スイッチを切って、エンジンの回転を止める。
下り坂でブレーキが効かなくなったとき
減速チェンジでエンジンブレーキを効かせ、ハンドブレーキを引く。停止しないときは、道路わきの土砂などに突っ込んで車を止める。
走行中にタイヤがパンクしたとき
ハンドルをしっかり握り、車の向きを立て直す。低速ギアに入れて速度を落とし、断続ブレーキで車を止める。
後輪が横滑りしたとき
ブレーキはかけずに、後輪が滑った方向にハンドルを切って、車の向きを立て直す(後輪右→ハンドル右)。
対向車と正面衝突しそうなとき
警音器を鳴らし、ブレーキをかけてできるだけ道路の左側に避ける。道路外が安全な場所であれば、そこに出て衝突を避ける。
試験にはこう出る!
No.1 下り坂を走行中、ブレーキが効かなくなったときは、低速ギアに入れてエンジンブレーキを効かせ、ハンドブレーキを引いて車を止める。
答え:◯ → まず、減速チェンジをしてエンジンブレーキで速度を落とします。
No.2 走行中、後輪が右に横滑りしたときは、ブレーキはかけずにハンドルを左に切って車の向きを立て直す。
答え:✕ → 後輪が右に滑ると車は左に向くので、ハンドルを右に切ります。
出典:『1回で受かる! 普通免許 ルール総まとめ&問題集 「ポイント学習+実戦テスト」で実力が身に付く!』長 信一 著
【書籍情報】
『1回で受かる! 普通免許 ルール総まとめ&問題集 「ポイント学習+実戦テスト」で実力が身に付く!』
著:長 信一
普通免許の学科試験では、普通自動車に乗るために覚えておかなければならない交通ルールが出題されます。ですので、受験者は最新の交通ルールを勉強する必要があります。その対策として本書は、試験に出る交通ルールを正しく理解できるように「信号の意味」「標識・標語」「駐停車」といった出題範囲のジャンルに分けて交通ルールを解説。イラストを数多く使い、「よく出る問題」と合わせてわかりやすく紹介しています。さらに、交通ルールや交通用語の理解度が確認できるように「模擬テスト」を仮免許用に4回、本免許用に8回分を各々収録。合格に向けて自分の実力の把握に役立ちます。
この本は、交通ルール、交通用語を理解して覚える参考書と実力がわかる試験問題が1冊にまとめられていますので、合格をつかむための効率の良い学習に役立つでしょう。
公開日:2024.12.11