巨人がマルティネス獲得へ最有力!
中日ドラゴンズを自由契約となり、複数球団による争奪戦となっているライデル・マルティネスの移籍先として巨人が最有力候補に浮上した。キューバ情報に精通しているフランシス・ロメロ記者が日本時間6日に自身のXで投稿し、各球団ファンから喜びと落胆の声が挙がっている。
今シーズンで中日ドラゴンズとの3年契約を終えたライデル・マルティネスがプロ野球の各球団が来季も契約する権利を持つ保留選手名簿の名簿から外れ、自由契約となり、中日ドラゴンズを含む全12球団と交渉できるようになっていた。
43セーブで2度目のタイトルを獲得し、2021年から3年の複数年契約を結び、今季でひと区切りとなるライデル・マルティネスの動向を複数球団が注目しており、交渉解禁となる12月から争奪戦が勃発した。
マルティネスは少なくともあと1シーズンは日本に留まる意思があるようだが、2017年からプレーした中日ドラゴンズではなく、他の選択肢を検討する可能性が高いとされている。
移籍先として有力視されているのが、DeNAベイスターズだ。今シーズンは26年ぶりに日本一を達成し、来シーズンはリーグ優勝から日本一と「完全無欠V」を達成させるべく、球団はオフの積極的補強をテーマとしており、球界最高峰の守護神であるマルティネスに熱視線を送っている。
リーグ優勝を果たすも、DeNAベイスターズに敗れ、日本シリーズ進出を逃した巨人は、守護神・大勢の負担を軽減させることで、盤石の救援陣の形成を目指すべくマルティネス獲得を画策している。
巨人の最重要課題は、海外FAを行使した菅野智之投手がメジャー移籍する見通しのため、先発陣の強化である。しかし、大山悠輔の獲得に失敗しており、石川柊太の獲得にも失敗した場合のことも考え、マルティネス獲得に際し、なりふり構わぬ姿勢を示しているようだ。
巨人は今オフにFA権を行使した大山悠輔の獲得を目指したが、阪神残留で叶わかった。しかし、大山悠輔獲得に準備していた資金をマルティネス獲りに回すことが可能になり、DeNAとの一騎打ちかと思われたが、契約面の充実で一気に筆頭株に躍り出た。
大勢、ケラー、バルドナード、船迫大雅、高梨雄平を中心に救援防御率2.27と阪神に並ぶリーグトップの数字をマークした巨人リリーフ陣に、マルティネスが加われば、より強固な勝利の方程式が完成することとなるだろう。
マルティネスが巨人の決断をいつ決めるのか、注目が集まっている。
公開日:2024.12.10