競馬新聞を読み解く3つのポイントとは?
ボクが初心者に競馬を教える時、「まず見るべきポイントは3つあります」と話します。
この3つです。「距離とコースは何となく想像がつくけど、展開って、何?」って感じでしょ(笑)。安心して下さい。この後わかりやすく、お話しますから。
まず見るべきポイント②『コース』
JRAの競馬場は、全国に『10』あります。北は北海道の札幌、函館。本州に下りてきて、新潟、福島、東京、中山、中京、京都、阪神。そして、九州に渡って、小倉。この『10』です。
このうち、右回りの競馬場が7つ。左回りの競馬場が3つ。
右回りは、時計の針と同じ回りで馬が走る。左回りは、その逆です。
人間と同じで、競走馬にも、右利き、左利きがある。どちらの回りが得意というのがあるんですね。もちろん、どっちも上手く走れちゃうという馬もいるんです。ただ、極端に“こっち回りは走るけど、こっち回りはダメ”という馬もいるんです。なので、競馬場の“回り”を覚えて下さい。少ないほうの3つ、左回りを覚えちゃいましょう。そうすれば、残りはすべて右回りですから。
新潟、東京、中京。この3つが左回り。他はすべて、右回りの競馬場です。しっかりと覚えてください。
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.07.19