助っ人外国人列伝/メジャー出戻り大活躍編
日本で学んで、メジャーで覚醒!?
今回の助っ人外国人列伝は、メジャーとは異なる独自の「日本野球」を経験した後、メジャーに戻ってさらに飛躍する選手が増えている。ここでは、そんな「出戻り大活躍選手」を紹介。
メジャー12球団に在籍したカナダを代表する大リーガー
マット・ステアーズ
NPB通算1年:(1993)
NPB通算 (1年)60試合 打率.250 6本塁打 23打点
MLB通算 (19年) 1895試合 打率.262 265本塁打 899打点
1988年にカナダ代表としてソウルオリンピックメンバーとなり、1989年にエクスポズと契約。その後、海を渡って、中日に在籍したのはシーズン途中に来日した1993年のみ。特筆すべき成績は残せなかったものの、当時のチームメイトである現役時代の落合博満が、「いずれ、彼はいいバッターになるだろう」とその打撃センスを高く評価していたのが印象深い。翌1994年にMLBに復帰後はチームを転々としながら、少しずつ実績を積み上げていき、息の長い選手となった。2006年、2009年にはWBCカナダ代表として国際舞台で戦った経験も持つ。2011年に現役引退するまでにメジャー12球団に在籍。カナダ人メジャーリーガーとしては2人目となる通算200本塁打も記録した。
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公開日:2020.07.14