広島カープから移籍後、初の6打点を記録した丸佳浩
開幕から9打席連続無安打と苦しんでいた丸佳浩からようやく快音が響き始めた。
7月4日に東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの第2戦でキャリア3度目となる1試合6打点をマークした丸佳浩。
第1打席に先制の2号3ランホームランを放つと、4点リードで迎えた5回には連発となる3号2ランホームランを放った。勢い止まらず、7回にもタイムリーツーベースヒットを放つなど、開幕から打撃不調に陥っていたことが嘘かのような活躍を見せた。
6月30日のDeNAベイスターズとの第1戦での岡本和真とのアベックホームランをきっかけに丸佳浩の打撃が復調できたのには、丸佳浩が自分のスイングを客観的に分析し、修正することができたからだろう。
丸佳浩が自分のスイングに対し、「打ちに行きすぎていた。今は行かないように我慢をしながらやっている。」と語ったように早々に結果を出そうと前のめりになっていたバッティングに問題があることに気づき、そうならないように打席に立つように心がけた結果、打撃が復調し始めている。
プロ13年目に入った丸佳浩が今まで結果を残せてきたのは、不調に陥った時に客観的に自分のバッティングを見つめ直し、修正すべき点に気づくことのできる「気づき力」が長けているからではないだろうか。
公開日:2020.07.05