助っ人外国人列伝/台湾編
日本球界で輝いたアジアの星!
「助っ人外国人」とは北米を中心としたメジャーリーガーだけではない。台湾や韓国をはじめとするアジア地域にも忘れがたき助っ人たちは多い。
アジアの大砲として、強烈なインパクトを残す!
呂明賜
NPB軍通算4年:(1988〜1991)
113試合 打率.260 18本塁打 49打点
1988年6月4日、そのデビューは実に衝撃的だった。右手小指骨折で登録抹消されたクロマティに代わって1軍に昇格した呂はヤクルト・ギブソンから初打席初本塁打を記録。デビュー10試合で7本塁打と大爆発。ジュニアオールスター、そして本家オールスターにも出場し、この年前半の話題を一人でさらった。しかし、翌1989年はクロマティやガリクソンなど、外国人選手枠の兼ね合いで出場機会が激減。1991年に退団するまで出番は少なかった。台湾に帰国後、現役復帰してからは持ち前の長打力を存分に発揮して大活躍。現役引退後は指導者としてWBCや北京オリンピックの打撃コーチに。2013年のWBCでは監督として指揮を執り、多くの日本人ファンが「あっ、呂だ!」と口にしたはず。
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公開日:2020.08.05