同着レースが初重賞勝利となった騎手とは!?
先週で冬の東京、京都開催が終わり、今週から中山、阪神開催へ移る。
とくに阪神開催は2024年の4月からリニューアル工事で休催しており、約1年ぶりの開催となる。
リニューアルした阪神開催で日曜の重賞が予定されている「チューリップ賞」の歴代勝ち馬を見てみると、2021年の勝ち馬が2頭いる事に気づく。
その年は1984年のグレード制移行では7度目となる1着同着で、メイケイエールとエリザベスタワーの2頭であった。
そこで、1984年のグレード制移行の1着同着劇を調べてみた。
・グレード制移行で初の同着となった1988年の阪神大賞典GⅡ
後にGⅠ3勝したタマモクロス、これが初重賞勝利となったダイナカーペンター。
・JRAダート重賞初の同着、1997年の平安ステークスGⅢ
この同着劇の次戦・フェブラリーSを勝ってGⅠ馬になったシンコウウインディ、その年の東京大賞典を勝ったトーヨーシアトル。
・2002年 京成杯GⅢ
これが唯一の重賞勝利となったヤマニンセラフィム、こちらも唯一の重賞勝利となるローマンエンパイア。
・2007年 阪急杯GⅢ
重賞初勝利となったエイシンドーバー、最後の重賞勝利となったプリサイスマシーン。
・JRA唯一のGⅠによる1着同着 2010年オークスGⅠ
牝馬3冠を含むGⅠを4勝挙げる事になるアパパネ、この勝利が最後の勝利となったサンテミリオン。
・2019年 報知杯フィリーズレビューGⅡ
坂井瑠星と共に初となる重賞初勝利のノーワン、この勝利が重賞として最初で最後となるプールヴィル。
・2021年 チューリップ賞GⅡ
GⅠこそ届かなかったが重賞6勝を挙げたメイケイエール、この勝利が最後となるエリザベスタワー。
・新設重賞として第1回目となる2025年 小倉牝馬ステークスGⅢ
どちらも重賞初勝利となったフェアエールングとシンティレーション。
以上が、グレード制移行の重賞での1着同着劇である。
グレード制前を含むと12回も重賞で1着同着が出ている。
果たして今週の競馬ではどんなドラマが生まれるのか!?
今週は3月1日、2日に中山、阪神、小倉で開催予定。
公開日:2025.02.28
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