インナーマッスルとは?
インナーマッスルという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
これは和製英語であり、意味としては深層筋群と理解されています。
筋肉は何重にも重なり合っている部分があるため、より体の深い部分に存在する筋肉ということでこの言葉が使われています。
肩のインナーマッスルという場合は関節により近い部分にある腱板部分を指し、英語ではローテーターカフと呼ばれています。
腱板は肩関節付近に付着し、関節そのものの安定性を高める役割があります。
構成している筋肉は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つで、棘上筋は肩甲骨の上方に、棘下筋、小円筋は肩甲骨の後面に、肩甲下筋は肩甲骨の前面にそれぞれ付着しています。
棘上筋は肩を上げるときにまず働く筋肉であり、腕をしならせるときには棘下筋、小円筋が、腕を振り下ろすときには肩甲下筋の働きがより大きく関係します。
【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。
公開日:2019.08.27