カルストンライトオ以外のアイビスSD勝ち馬は…
アイビスSDはジョーカナチャンの勝利だったが、今後の当馬に期待してよいかというと、そう簡単な話ではない。
新潟1000mは特殊なコースであるがゆえに、いわゆる1200mのスプリント戦とは別物の能力が要求されることになるからだ。
賞金を加算したジョーカナチャンは、今後1200mの重賞を中心に出走していくことになるはずだが、そこに大きな壁が待っていることは過去のアイビスSD勝馬の戦績が教えてくれている。
アイビスSDは先日のレースが設立20回目だったが、過去のべ19頭の勝ち馬の中で、のちにGⅠホースになったのは2002年と2004年の2回勝利しているカルストンライトオしかいない。当馬は2004年のアイビスSD勝利直後に出走したスプリンターズSを勝った。
ジョーカナチャンが2頭目のアイビスSD勝ち馬のGⅠホースとなるか。特に来年の高松宮記念を勝てば初めての歴史となる。
今後のスプリントGⅠはジョーカナチャンに注目してみたい。
公開日:2020.07.28