坂本勇人の「史上最年少2000本安打」はコロナに消えた
コロナは野球人から様々なものを奪った。交流戦、オールスター。
高校生からは甲子園を奪い、あまりニュースになることはないが、社会人野球や小中学生の様々な野球大会も中止になり、多くの未来のプロ野球選手からも成長する場を奪った。
そして、巨人ファンが奪われたものは「坂本勇人の史上最年少2000本安打記録」だ。
コロナ禍前には充分に期待できる記録だった。
通算2000安打最年少記録は、榎本喜八(元毎日ほか)が持つ31歳229日。坂本勇人の32歳の誕生日は12月14日なので、この記録を上回るためのタイムリミットは今年の7月29日だった。
もし予定通りにプロ野球が行われていれば99試合(雨天中止等で実際はこれより少なくなるが)で116安打を打てばよかった。坂本勇人なら充分に可能な数字だ。
そうであれば、今ごろ巨人ファンは試合結果とは別に、坂本勇人の記録を最高のツマミにして美味い酒が飲めていたはず。
くしくもタイムリミット前日の7月28日から「HAYATO-METER」なるものが東京ドームに設置されるそうだ。東京ドームのチケットをお持ちの方はぜひ試合と共に見てきてはいかがだろうか。
公開日:2020.07.28