今季先発6試合6回以上3失点以下の青柳晃洋
7月31日に阪神甲子園球場で行われたDeNAベイスターズとの一戦で、6回1/3、90球を5安打3奪三振3失点と5回までは無失点で切り抜け、試合を作った青柳晃洋。
この試合、5回までに許した安打は梶谷隆幸に浴びた2本のみ。低めに丁寧に集める投球を続け、持ち味のゴロアウトを積み重ねた。しかし、球が上ずり始めた6回、7回に立て続けに失点してしまい、今季5勝目とはならなかった。
今季5勝目を掴めなかった青柳晃洋だが、今季先発6試合中5試合で6回以上を投げて自責点3以下で抑えるクオリティ・スタートを成功しており、今季先発6試合全てで5イニング以上、自責点3以下と先発投手として素晴らしい安定感を見せている。
その抜群の安定感の要因は、やはり昨シーズンまで暴れ回っていたボールの制球力が増したことが挙げられるのではないだろうか。今シーズンの青柳晃洋の投球を見ていると、初回から丁寧に低めに集める投球ができている。その結果、三振は多くないが、ゴロアウトの山を築き、今季4勝1敗、防御率2.23という素晴らしい結果が出ているのだろう。
疲れが溜まってくる5回以降の投球の制球にまだ課題はあるものの、間違いなく阪神先発の柱の一人となっている。
青柳晃洋にはこの勢いのまま、自身初の2ケタ勝利を達成し、チームに貢献してもらいたいものだ。
公開日:2020.08.01