助っ人外国人列伝/台湾編
日本球界で輝いたアジアの雄!
北米出身のメジャーリーガーだけが「助っ人外国人」ではない。WBCや五輪における最大のライバル国で、名選手を多数輩出している韓国の助っ人たち。
日韓両国で首位打者獲得!韓国球界のレジェンド
白仁天
NPB通算実働19年:(1962〜1981)
1969試合 打率.278 209本塁打 776打点
韓国の京東高校卒業の韓国籍ながら、日本統治下の韓国で誕生したため、当時の野球協約では外国人選手扱いではなかった白仁天。1962年に東映フライヤーズに入団すると、以降も太平洋、ロッテ、近鉄とパ・リーグひと筋の野球人生を送った。1975年に移籍した太平洋では「山賊打線」の一角として大活躍。打率.319で首位打者とベストナインに輝いた。そして、1982年に韓国プロ野球が発足すると選手兼任監督として母国へ。この年、打率.412を記録し、日韓で首位打者を獲得。本人は「野球のレベルが違うから」と謙遜するが、「どんなピッチャーでもヒットが打てるものじゃない。この頃は技術よりも心が充実していた」と胸を張る。1984年に現役引退後、1990年からはLGツインズ、1995年からは三星ライオンズ、2002年からはロッテジャイアンツの監督を務める。三星時代には李承燁を一人前に指導した。
『がっつり!プロ野球26号』1月30日発売!!
公開日:2020.08.13