復帰登板で11奪三振無失点と完璧な投球見せた高橋遥人
8月6日に阪神甲子園球場で行われた読売ジャイアンツとの一戦で、7回3安打11奪三振無失点で完璧な復帰登板を果たし、巨人から今シーズン1勝目を挙げた高橋遥人。
2月キャンプで開幕ローテーション入りが当確していたが、その後左肩のコンディション不良で1軍から離脱し、2軍で調整を続けていた高橋遥人が巨人に2連敗を喫し、苦しむ阪神タイガースの救世主となった。
高橋遥人は、初回に巨人先頭バッターの北村拓己を150キロに迫るストレートを低めに集め、空振り三振に打ち取ると、2番坂本勇人に150キロのストレートを投げ込み、ショートゴロに打ち取ると、3番丸佳浩をカットボールで空振りの三振を奪い、いきなり2奪三振を奪って、強力巨人打線の出端を折る投球を見せた。
その後も打撃絶好調の岡本和真を三振に打ち取るなど、強力巨人打線を牽引する坂本勇人、丸佳浩、岡本和真を150キロ超えるストレートとカットボールなどの変化球を低めに集め、バットを振らし、ノーヒットに抑えて見せた。
高橋遥人の投球が示した通り、低めに150キロを超えるストレートと変化球を制球できれば、坂本勇人、丸佳浩、岡本和真もそうそう大きな当たりを打つことができないのだ。
セ・リーグ首位を独走する巨人相手に阪神タイガース含め、残り5球団がどれだけ巨人相手に昨夜の高橋遥人のような投球ができる投手を送り込めるかで一気に首位巨人の背中を捉えることができそうだ。
次戦登板でも高橋遥人が同じ投球ができれば、矢野監督が期待する10勝以上の勝利も現実味が帯びて来る。
高橋遥人の次戦登板に注目だ。
公開日:2020.08.07