エルムS(8月9日 札幌11R)ダート1700m
北海道開催が短縮されたのが、12年のこと。
加えて、函館開催の13年を除く、データは過去7回です。
1番人気は〔112〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
1~3番人気のいずれか1頭が馬券圏内に。軸は、基本的に人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
平安Sから〔121〕。
プロキオンSから〔020〕。
交流GⅢのマーキュリーCから〔003〕。
その他、交流GⅠの東京大賞典から勝ち馬が。
同じく交流GⅠの帝王賞から逃げ馬が。
前年のジャパンCダート、交流GⅢの名古屋大賞典から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPから〔421〕。1または2番人気で3着以内の馬が6頭に、3番人気6着の馬が1頭。
特に近5年で、マリーンS組が〔310〕と好走しています。
3勝クラスから〔100〕。こちらは1番人気1着馬でした。
連対14頭中、OPクラスに連対がなかったのは、昇級初戦だった16年の勝ち馬、リッカルドのみ。
また、12頭にダート1700mでの連対歴があり、残る2頭はダート1700mが初めての馬でした。
小回り巧者がいいのでしょう。過去の好走馬が再びの好走を見せています。具体的に挙げていくと、12年勝ったローマンレジェンド、14年も優勝。
14年2着のクリノスターオー、16年も2着。
17年3着のドリームキラリ、翌18年2着。
18年勝ったハイランドピーク、翌19年も2着です。
今年はハイランドピークに加え、昨年3着のサトノティターンも出走を予定。この2頭には注意が必要です。
このレースも先行馬がよく、勝ち馬はすべて4コーナー5番手以内の馬。
牝馬は〔000〕。
最後に、年齢別に見ておくと、3歳〔000〕、4歳〔311〕、5歳〔323〕、6歳〔122〕、7歳〔020〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
5歳、4歳、6歳の順にいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.08.07