当初は13メートルだった
ピッチャーからキャッチャーの距離が18.44mですが、微妙な数値だなと感じた方は多いのではないのでしょうか?
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野球のルールが定められた当初は、実はピッチャーからキャッチャーまでの距離は13mと今よりも近く設定されていました。
しかし19世紀当時、MLBの前身であるアメリカのプロ野球リーグに所属するニューヨークジャイアンツのピッチャーがとても速い豪速球を投げていたため、バッターは打つ事ができず、他のチームからマウンドを遠くしろというクレームが相継ぎました。
さらにその状況の中で、ニューヨークジャイアンツのピッチャーがバッターへの頭部死球を与え昏睡状態にさせてしまったことから、選手の安全面も考え、キャッチャーからバッターまでの距離を遠くしようという動きが起こりました。
距離の変更が決まった際は60フィート(18.288m)だったものの、製図屋に提出したところ、60.0を60.6と見間違われてしまい、今の距離となりました。
実は18.44mという距離は、「勘違い」から生まれた距離だったのです。
現代ではあり得ない話ですが、この絶妙な距離があるからこそ駆け引きが多く、バランスの取れた野球を観られているのですね!(この距離には関しては、諸説あります)
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公開日:2020.08.12
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少年野球からプロまでで異なるピッチャーとバッターの距離