「接戦に強いから成績が良い」が当てはまらない今年のジャイアンツ
巨人はシーズン約1/3の42試合を終え、24勝15敗3引き分けで貯金9の首位。
チーム成績を振り返ってみると8月12日時点でチーム打率.249はリーグ4位。
チーム防御率は3.39で1位だがDeNA/3.51、阪神/3.64と大差はない。
「接戦に強い勝負強さを持っているから首位にいるはず」と想定して1点差ゲームの勝敗を調べてみると4勝4敗。ちなみに2点差ゲームも同じく4勝4敗。つまり、ここ一番の接戦に強くなくても首位なのだ。
ありきたりの記述になるが、そうなると現時点で4番・岡本和真がホームラン王、エース・菅野智之が最多勝でいることが首位にいる要因と考えるの自然だ。
野球は9人でやるスポーツだが、2人の素晴らしい選手がいれば何とかなってしまうのか?
全くレベルの違う話になるが、少年野球を見ているとズバ抜けた能力の持ち主が2人いてバッテリーを組み、他7人の選手レベルが多少低くても勝ちまくるチームを見かけることは珍しくない。
この状態はサッカーやラグビーにはまずありえないことのような気がする。
野球はもちろんチームスポーツだが、「個の力」が結果に反映されやすい団体競技と言えるのかもしれない。
公開日:2020.08.12