全て違う馬での勝利
8月29日の小倉競馬場では、年に10回しかない障害重賞の一つ、小倉サマージャンプ(J・GⅢ)が行われる。
このレースで、同一重賞4連覇を達成し、合計6勝しているのが高田潤騎手だ。今年もシゲルロウニンアジに騎乗予定で、7回目の勝利を狙っている。
同一重賞の連覇記録は、中山グランドジャンプにてオジュウチョウサンが、石神深一騎手騎乗で5連覇を達成。4連覇は岡部幸雄(87~90ダイヤモンドステークス)、武豊(89~92天皇賞(春)、01~04エリザベス女王杯、02~05シンザン記念)に並んで2位タイ。同一重賞勝利数では、武豊が京都大賞典で9勝を記録している。
最多記録・最多連勝記録を保持している訳ではないが、高田潤騎手の凄いところは、小倉サマージャンプで勝利に導いた馬が、全て違う馬であるところにある(01ヒサコーボンバー、02ギフテッドクラウン、11ドングラシアス、12エムエスワールド、13オースミムーン、14メイショウブシドウ)。
これは、3歳限定であれば達成も比較的しやすいが、古馬戦ということもあり、相当得意にしていると考えられる。
2014年を最後に勝利から離れており、今年は6年ぶりの勝利を期待したいところであるが、障害オープン3勝のハルキストン、東京ジャンプ(J・GⅢ)3着のマンノグランプリなど、ライバルが強敵なため、今年もなかなか厳しい状況にある。
そんな中、シゲルロウニンアジを、重賞初勝利へ導き、自身7勝目の勝利を挙げられるのか?
発走は8月29日、小倉競馬場 第8レース 13時40分予定。
公開日:2020.08.29