8月得点圏打率.571とチャンスに強い近本光司
8月21日に神宮球場で行われたヤクルトスワローズとの一戦で、5打数4安打2打点と今シーズン6度目の猛打賞となる活躍を見せた近本光司。
1回、先頭打者でいきなりレフトフェンス直撃の二塁打を放つと、2回は1点を先制し、なおも1アウト満塁のチャンスで打席に立った近本光司が初球の変化球を捉えた打球は1塁強襲の2点タイムリーツーベースヒットとなった。
それだけでは終わらず、4回には二塁内野安打、さらに、9回にもセンター前ヒットを放ち、8月11日のDeNAベイスターズ戦以来となる今シーズン6度目の猛打賞をマークし、藤浪晋太郎の今シーズン初勝利に大きく貢献した。
直前の2カード6試合で24打数3安打、打率.125と苦しんでいた近本光司が、その鬱憤を晴らす4安打固め打ちで屈辱の巨人3連敗を払拭する勝利を阪神タイガースにもたらした。
これで、近本光司は8月打率.360、7打点、得点圏打率.571と今シーズン最高の結果を残している。
二塁打も7月の2本から8月5本へ増加し、三塁打もようやく1本出て、長打率も7月の.342から8月.453と上昇を見せている。
そんな近本光司には、昨シーズンのセ・リーグ最多、両リーグ最多タイ記録となる7本を上回るプロ野球史上初の1シーズン8本の三塁打を放ってもらいたいものだ。
1番バッターの近本光司が長打を連発し、サンズ、大山悠輔、ボーアがそれを返すというパターンが完成すれば、阪神タイガースの順位は自ずと上位に上がってくるはずだ。
公開日:2020.08.22