9月打率.455と打撃好調の吉川尚輝
9月8日にナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズ戦で3打数3安打と中日ドラゴンズ先発大野雄大から巨人打線唯一の3安打猛打賞を記録した吉川尚輝。
巨人打線にヒットがない中、迎えた3回1アウトの場面で大野雄大からセンター前ヒットを放ち、巨人のこの試合最初のヒットを放ち、坂本勇人のタイムリーツーベースヒットを呼び込むと、続く5回1アウト1塁の場面でまたしてもセンター前ヒットを放ち、チャンスを拡大するもここでは追加点は奪えなかった。しかし8回先頭打者として打席に立った吉川尚輝はレフト線ギリギリの当たりを放ち、ツーベースヒットでノーアウト2塁のチャンスを作ると、亀井義行が犠牲フライで追加点をもぎ取った。
大野雄大に巨人打線が苦しむ中、唯一3安打を放ち、全ての得点の起点となった吉川尚輝を原監督は、「我々バスで移動したけれども、彼は自分の体というのを良く知っていてね、『私は新幹線で行きたい』と前々から言っていたと。その辺の自覚が、大人になってきた」と意識の変化を賞賛し、3安打猛打賞を記録できた要因として、吉川尚輝自身のコンディション調整がちゃんとできていることを挙げた。
幾度となく怪我に泣かされてきた吉川尚輝が自身の身体としっかり向き合い、今シーズン過ごせているからこその結果が今出てきている。
吉川尚輝には、今シーズンこのまま怪我なく活躍を続け、巨人不動のセカンドとしてレギュラーを掴んでもらいたいものだ。
公開日:2020.09.09