スポーツNEWSでは「0点に抑えた8回」が放送されることはほとんどないが…
プロ野球の試合をリアイルタイムで見られる人は、そんなに多くないかもしれない。仕事や家庭の予定もあるだろう。
なので、試合結果はスポーツニュース等で見るという人も多いだろう。
そうすると、先発ピッチャーは誰だった。ホームランやタイムリーヒットは誰が打った。9回は守護神が出てきて、しっかり押さえて勝った、というダイジェスト情報で試合内容を知ることになる。
それでも充分に楽しめると言えばそうなのだが、そういう方々にお伝えしたいニュースでは扱われることが少ないが大切な役割を担っている「8回の男・中川皓太」をいま一度お伝えしておきたい。
東海大学時代は大城卓三の1学年後輩。2015年にドラフト7位で入団した5年目のサウスポーだ。
7月に9回を任されることもあったが、ビエイラが戻ってきてからは基本的に8回を任されている。
昨シーズンは防御率2.37だったが、今シーズンは9月29日まで34試合に登板して防御率0.82と文句のつけどころがないピッチング。
これは今シーズン30イニング以上投げている投手では最も良い防御率。ちなみに2位は中日のR.マルティネスで1.13だ。
今シーズンの独走劇は、目立たないかもしれないが「スポーツニュースに出ない8回の男」の力も大きく貢献している。
公開日:2020.09.30