2年連続100安打まであと2本の近本光司
10月2日に阪神甲子園球場で行われた読売ジャイアンツとの一戦で、4打数2安打1盗塁と内野安打2本で巨人ナインを翻弄し、巨人4連戦の初戦を勝利に導いた近本光司。
3回先頭打者で打席に立った近本光司は、カウント2-1から今村信貴の投じたボールが左肘付近を直撃し、グランドに倒れ込むアクシデントが発生したが、その後試合に復帰し、5回1アウト2塁の場面で、意表を突くセーフティバントを敢行し、見事成功させ、糸井嘉男のタイムリーヒットを呼び込むと、8回1アウト2塁の場面で、またしても岡本和真の前にセーフティバントで転がし、岡本和真の悪送球を誘い、一気に2塁まで到達した。
内野安打2本と自慢の快足で巨人を翻弄した近本光司は、この試合でシーズン通算98安打とし、2年連続100安打到達まであと2本とした。
阪神タイガースで、新人から2年連続100安打到達となれば1998年〜1999年に坪井智哉が達成して以来、21年ぶりの快挙となる。
歴代でも吉田義男や岡田彰布など5人しか達成しておらず、近本光司が尊敬する赤星憲広ですら達成できなかった偉業を達成することになる。
死球を受けた箇所の痛みに不安が残るが、球団史上21年ぶりの快挙に向け、近本光司には変わらず元気な姿を見せてもらいたい。
公開日:2020.10.03