今季11度目の猛打賞達成の近本光司
10月8日にマツダスタジアムで行われた広島カープとの一戦で、5打数3安打1盗塁と今季11度目の猛打賞で2戦連続ノーヒットで落とした打率を.293まで戻し、再度打率3割到達目前となった近本光司。
この試合も1回、先頭打者として打席に立った近本光司は、広島カープ先発の野村祐輔の変化球を捉えてレフト前ヒットを放ち、2番北條史也の先制2ランホームランを呼びこんだ。5回には2死走者なしからショート内野安打で出塁し、2番北條に対する4球目にスタートを切り、二盗成功させ、23盗塁目を記録した。6点リードの6回にもノーアウト1、2塁の場面でセンター、前ヒットを放ち、今季11度目の猛打賞を記録した。
この試合は、単打で出塁し、足を使ってチャンスを広げた近本光司だが、今季は本塁打9本と昨シーズンタイ記録に並んでおり、二塁打も昨シーズンの20本に迫る16本を放っており、長打を連発している。
今シーズン長打が増加している近本光司に期待してしまう記録が、昨シーズンのセ・リーグ最多、両リーグ最多タイ記録となる7本を上回るプロ野球史上初の1シーズン8本の三塁打だ。
今シーズンは本塁打が増加していることもあり、まだ三塁打は3本に留まっているが、ここからでも十分狙える足と打力を兼ね備えている。
打率3割目前と打撃好調の近本光司が三塁打を連発できるか注目だ。
公開日:2020.10.09